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2026.02.25 12:30

自分の「体内時計」タイプを知って最も生産的な時間帯を把握しよう

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朝6時に感覚が研ぎ澄まされる人がいる一方で、夜更かししているときに思考が一番冴える人がいる。整った協働環境でないと力を発揮できない人がいる一方で、1人で作業しているときに最も有意義な成果を出せる人もいる。これはなぜなのだろうか。

生産性やモチベーションを鍛錬の問題として扱う人もいる。だが、純粋な意志の力と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「体内時計」であることを認識している人は少ない。自分がどのタイプかを知りたいなら、私が作った簡単な「体内時計テスト」を受けて、自分の傾向を特定し、日々のリズムが長年の生産性研究の知見とどう一致しているか確認できる。

このテストは漠然と性格を判断するのではなく、心理学的に確立された3つの要素、つまり概日リズムの位相、認知スタイル、環境の好みを統合している。

1. 概日リズムの位相:体内時計のタイミング機構

あなたの生産性パターンは概日リズムを中心に形成されている。簡単に言うと、脳の視交叉上核によって調整される、およそ24時間周期の生体リズムのことで、睡眠と覚醒のサイクルやホルモン分泌、体温、覚醒度などを支配している。

心理学者や時間生物学者は昔から「朝型」と「夜型」を区別してきた。「ヒバリ型」と「フクロウ型」と言われることも多い。

朝型の人は通常、早い時間帯に頭が最も冴えており、午後になる前に集中のピークを迎えることが多い

夜型の人は夕方または夜に認知機能が高まる

専門誌『The Yale Journal of Biology and Medicine』に2019年に掲載された研究によると、注意や実行機能、記憶を必要とするタスクの成果は個人の最適な概日位相で最大化する傾向がある。この現象は「同期効果」と呼ばれ、タスクを行う時間が生体リズムと一致しているときに頭が最も冴える傾向のことだ。

この事実は心理学の研究でよく知られているにもかかわらず、現代の職場文化は依然として早起きの人に報いる傾向にある。その結果、夜型の人は最初から不利な立場に置かれやすい。さらに研究が指摘するように、概日リズムと日常スケジュールのズレは生産性の低下や気分の著しい変動、さらには長期的な健康リスクとも関連している。

こうしたことから、自分が朝型か夜型かを理解することは戦略的に重要だ。もし夜型の人が朝8時から分析作業を強いられているなら、その苦しさは怠惰ではなく生物学の影響である可能性が高い。

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翻訳=溝口慈子

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