Googleは2月19日、YouTubeの新たな収益化機能「YouTube ショッピング アフィリエイト プログラム」を日本で開始したと発表。楽天グループが運営する「楽天市場」との国内初のパートナーシップ締結も明らかにした。これにより、視聴者は動画を見て「欲しい」と思った瞬間にシームレスに楽天市場の商品ページへ飛び、商品を購入することができる。クリエイターにとっては新たな収益機会が生まれ、楽天市場に出店している店舗側はクリエイターを通じた熱量の高い深さのあるリーチが期待できる。
同日に行われた記者発表会では、巨大プラットフォーム同士の連携がもたらす変革について語られた。また、実際に本機能を先行して利用した美容系クリエイターの小田切ヒロ氏に、感じたそのインパクトとクリエイターに突きつけられる「本質」について話をうかがった。
「信頼」を起点とする新しい購買体験
本プログラムは、クリエイターが動画内で紹介した他社商品をタグ付けし、視聴者がリンクから楽天市場の商品ページに飛ぶことで直接購入できる仕組みだ。さらに「自動タグ付け機能」により、動画内の最適なタイミングで自動的にタグが提案されるため、クリエイターの編集の手間も省かれる。
オックスフォード・エコノミクスの調査によると、YouTubeのクリエイティブエコシステムは2024年に日本のGDPに4,600億円の貢献を果たしている。Google 日本法人の奥山真司代表は、YouTubeが単なる動画プラットフォームから「クリエイターエコノミーの拠点」へと進化したと語る。「かつては広告を通してブランドを認知してもらうことが購入の出発点だったが、現在は自分が信頼するクリエイターの言葉を通して納得を得ることが購買行動につながっている」
また、YouTube Japanの山川奈織美代表は、「日本のユーザーに昔から愛され長年にわたって高い信頼を築いてきた楽天市場と、クリエイターの情熱をつなぐことができることは、YouTubeが日本のクリエイターエコノミーをさらに成長させる上で極めて大きな可能性を開くことになり、とてもワクワクしている」と語った。



