花粉は鼻や口から入るばかりでなく、食物に付着して体内に入ることもあり、それが腸で吸収されるとアレルギー反応が引き起こされる。酢酸菌は腸で短鎖脂肪酸のひとつである酢酸を産生し、酢酸は、花粉などの異物が腸壁から吸収されないように防ぐIgA抗体を生み出す。こうして腸管のバリア機能が保たれるということだ。
そんな酢酸の産生を助けてくれるのが食物繊維だ。だから、花粉症の季節にはとくに食物繊維を摂取するのがいい。さらに、妊娠中の母親が高食物繊維食を摂取して腸内の酢酸の産生を高めると、胎児の制御性T細胞の分化に関わる遺伝子に変化が起き、将来、喘息やアレルギー性疾患を発症するリスクが低下するとのこと。
また、魚介類に多く含まれるタウリンも、免疫細胞の働きを支え、自律神経のバランスを整え、炎症反応を穏やかにすることから、アレルギー症状の緩和が期待される。
このほか同クリニックは、十分な睡眠と、花粉を物理的に洗い流す鼻うがいも推奨している。もちろん、マスクや処方薬も大切だが、にごり酢と食物繊維、プラス、タウリンという食べる対策も意識したい。


