北米

2026.02.22 15:00

1.9兆円を元手にメリンダ・フレンチ・ゲイツが挑む、「女性と少女」のための闘い

メリンダ・フレンチ・ゲイツ(Photo by Taylor Hill/Getty Images)

資金の使われ方に男女間のギャップがあると思いますか?

メリンダ:ゲイツ財団の活動でインドやアフリカ各地を訪れた際、最初に学んだのは、女性は資金の使い方が男性とは異なる傾向があるということでした。女性は、将来的に家族や地域社会に利益をもたらす子どもの教育や健康に、より多くの資金を振り向ける傾向があります。女性フィランソロピストの寄付の特徴についてはまだ研究段階にありますが、地域社会への影響を重視し、自らの価値観に沿った形で寄付を行おうとする傾向があることは示されています。女性は、貧困や健康、教育、そして近年では人種的不平等などの課題に目を向ける傾向が強いのです。これもまた、将来的に大きな成果を生むはずです。

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あなたの慈善活動の姿勢に最も影響を与えた人物や助言を挙げてください

メリンダ:慈善活動を始めた頃、友人のウォーレン・バフェットから「自分のブルズアイ(射撃やダーツなどの標的の中心円)を見つけるように」とアドバイスを受けました。自分が違いを生み出せる分野を選び、そこに集中し続けなさいという意味です。あれから年月が経った今も、その言葉は私の心に残っています。世の中には取り組むべき課題が数多くあり、誰もがさまざまな形で貢献できます。しかし、影響を最大化するには、時に焦点を絞ることが欠かせません。すべてに手を広げれば、結局どこにも集中できないのです。

他の女性慈善活動家と協力していますか? 特に革新的だと感じる人物を教えてください

メリンダ:私の仕事の醍醐味の1つは、他の女性とつながり、次世代の慈善活動の担い手と出会うことです。娘のフィービーも、今まさに自らの寄付の歩みを始めたところです。彼女が自分の関心を寄せる分野を見つけ、意味のある形で支援していく姿を見るのは大きな喜びです。私は、すでに彼女や彼女の世代の世界の見方から多くを学んでいます。

forbes.com 原文

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翻訳=上田裕資

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