マーケット

2026.02.19 09:30

ウェンディーズ株が急騰、アクティビスト投資家のネルソン・ペルツが「割安」と指摘

Mike Kemp/In Pictures via Getty Images

Mike Kemp/In Pictures via Getty Images

ヘッジファンド界の億万長者であるネルソン・ペルツは、株価が過去1年間で約50%下落したファストフードチェーンのウェンディーズの買収を検討しており、同社株を割安であると考えている。米国時間2月19日に提出された米証券取引委員会(SEC)への届け出で明らかになった。

advertisement

届け出によれば、ウェンディーズの大株主であるペルツは、同社の株主価値を高める方法を検討している。その中には自身の投資会社トライアン・ファンド・マネジメントが追加で株式を取得し、同社の「支配権を得る」計画も含まれている。

また届け出では、ペルツ個人が保有するウェンディーズ株の全部または一部を売却する可能性も選択肢として検討されていると記されている。

ウェンディーズの株価は、13日の決算発表で米国内の既存店売上高が減少したことを受け、2月初めに約6.75ドルまで下落した。しかし、18日にはペルツの発表を受けて16%以上の上昇となり、株価は8.28ドルまで回復した。

advertisement

ペルツはウェンディーズ株の16.24%を保有しており、トライアン・ファンド・マネジメントは7.85%を保有している。

ペルツとトライアンはともに、2025年夏以降、持ち株比率を引き上げた。

ペルツはウェンディーズと長い関係を持つ。彼は2007年から2024年9月まで同社の会長を務めていたが、その直前に保有株の約13%にあたる260万株を1株あたり20.30ドルで売却し、持ち株比率を引き下げていた。2022年には、当時ウェンディーズ株の19%超を保有していたトライアンは同社を買収する可能性について表明した。しかし翌年、ペルツはトライアンによる買収計画を後退させていた。

アクティビスト投資家であるペルツの推定資産額は16億ドル(約2464億円。1ドル=154円換算)である。トライアンの運用資産残高は85億ドル(約1.3兆円)で、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、デュポン、食品大手のモンデリーズ・インターナショナルなどの株式を保有している。ペルツには10人の子どもがおり、デビッド・ベッカムとビクトリア・ベッカムの長男ブルックリンの妻であるニコラ・ペルツもその1人だ。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事