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2026.02.19 10:30

マスクが「ウォークで独善的」なAI競合を批判、「Grokは勝たなければならない」

Harun Ozalp/Anadolu via Getty Images

マスクが競合を攻撃するのは今回が初めてではない

マスクが競合するAI企業を攻撃するのは今回が初めてではない。xAIのオーナーであるマスクは、OpenAIおよびサム・アルトマンCEOと長年にわたり公然と対立しており、その中には注目を集めた法廷闘争も含まれる。マスクは以前OpenAI共同創業者の1人であったが、2024年に同社とその経営陣を提訴し、人類の利益のためにオープンソースの汎用AIを開発するという当初の目標を放棄し、利益追求に傾いていると主張した。

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これに対しOpenAIは反訴し、実際にはマスクが2017年にOpenAIを営利企業へ転換させ、自身がCEOに就任する道を模索していたと主張した。それ以降、マスクとアルトマンは公の場で繰り返し対立しており、直近では、ChatGPTが複数の自殺と関連付けられているとの主張をマスクがリポストし、「愛する人にChatGPTを使わせるな」と書き込んだ。

グーグルやアンソロピックへの攻撃

2024年初頭、グーグルがGeminiの画像生成ツールを公開した際、黒人のバイキング、第二次世界大戦期のドイツ軍の制服を着たアジア人女性、女性の教皇といった歴史的に不正確な画像を生成したことから反発を受けた。当時マスクは、「グーグルがAI画像生成でやり過ぎたことをうれしく思う。これにより、彼らの狂った人種差別的で反文明的なプログラミングが誰の目にも明らかになった」と述べた。

これまでマスクは、文化戦争の問題でアンソロピックのAIモデルを直接標的にすることはなく、AI競争における有力な挑戦者とも見ていない節があった。「アンソロピックが勝つという結果は可能性の集合に含まれていなかった」とマスクは2025年に語っている。しかし、Claude CoworkやAIコーディング機能など、アンソロピックの最近の成功を受け、マスクはxAIのエンジニアが同プラットフォームから遮断されたと不満を述べた。

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「アンソロピックはコーディングで特別なことを成し遂げた。我々をxAIから締め出したのは有益な刺激になったが、彼らのカルマには良くない」とマスクは語った。さらに先日、アンソロピックが3800億ドル(約58.5兆円。1ドル=154円換算)の評価額で300億ドル(約4.6兆円)を調達したと発表した後、マスクは同社のAIが「白人とアジア人、特に中国人、異性愛者、男性を嫌っている」とする根拠のない主張で同社を攻撃した。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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