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2026.02.18 15:00

アップル、次期「iOS 26.4」で盗難対策強化か──iPhoneの重要機能を標準でオンに

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アップルの「盗難デバイスの保護」(「設定」でオン/オフ可能)はiPhoneにとって重要な機能だが、少なくとも現時点では初期設定でオンになっていない。次の大型ポイントアップデートとなるiOS 26.4ではこれが変わり、ユーザーが最新ソフトウェアにアップグレードすると、「盗難デバイスの保護」が全ユーザーで自動的にオンになる。

盗難デバイスの保護を初期設定でオンにする変更は、開発者向けに提供が始まったばかりのiOS 26.4ベータ1に含まれている。これは、iPhoneにスパイウェアを送り込む攻撃チェーンの一部として悪用されていた重大なセキュリティ上の穴を修正したiOS 26.3に続くものだ。

アップルの「盗難デバイスの保護」は、「信じられないほど役立ちます」

念のため説明すると、盗難デバイスの保護は、米国と英国で相次いだiPhone盗難を受けて、アップルがiOS 17.3で導入した機能である。この機能は、たとえ窃盗犯にパスコード入力を見られていたり、ロック解除した直後にiPhoneを盗まれたりしても、Apple ID、保存済みパスワード、支払い情報といったデータを保護する。

また、移動中に認証情報を変更しようとすると、Face IDの入力が必要になるようにする。

アップルの「盗難デバイスの保護」は「信じられないほど役立ちます」と、ESETのグローバル・サイバーセキュリティ・アドバイザー、ジェイク・ムーアは述べる。

ムーアは「ソーシャルエンジニアリング(人間の心理的隙を突いて情報を盗む手法)やショルダーサーフィン(肩越しの盗み見)でパスコードを知り得た窃盗犯でも、Face IDと時間遅延なしには重要な設定を変更できません」と語る。「盗んだiPhoneをすぐに悪用しようとしても、犯罪者には手の打ちようがなくなります。また最も被害が集中する『ゴールデンアワー(犯行直後の時間帯)』に、歯止めをかけることができるのです」。

アップルのiOS 26.4には新機能も追加される

「盗難デバイスの保護」のデフォルトオンは、iOS 26.4で導入される唯一の機能ではない。9to5Macによれば、iOS 26.4にはそのほかにも、RCS対応、Apple Podcastsアプリの更新、Apple Musicの機能強化、壁紙ギャラリーの再設計、リマインダーに「緊急タスク」向けの新しいSmart List、そして新しいホーム画面ウィジェットが含まれるという。

アップルのiOS 26.4は3月または4月に提供される見込みで、筆者は待つ価値があると見ている。アップルは「初期設定でのセキュリティ」の重要性を認識しており、盗難デバイスの保護を全ユーザーでオンにすることは、まさにそれを実現する。

iOS 26.4で盗難デバイス保護が初期設定でオンになることは「ユーザーに力を取り戻させます」とムーアは言う。「端末盗難の被害者がデバイスをロックし、データを守り、アカウントの乗っ取りを止める現実的なチャンスが生まれます。ただ、ここまで時間がかかったのは残念です」。

だとすれば、iOS 26.4まで待つ必要はなさそうだ。盗難デバイス保護を今すぐオンにしたい──(実際オンにすべきだ)──のであれば、「設定>プライバシーとセキュリティ>盗難デバイスの保護」に進み、スイッチをオンに切り替えよう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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