ヘルスケア

2026.02.18 10:30

EUが肥満症治療薬「ウゴービ」の高用量投与を承認、「平均21%の体重減少」との試験結果も

Michael Siluk/UCG/Universal Images Group via Getty Images

Michael Siluk/UCG/Universal Images Group via Getty Images

欧州委員会は肥満症治療薬「ウゴービ」について、従来より高用量の週間投与を承認した。臨床試験では高用量の投与で平均21%の体重減少が確認されており、これは既存の最大用量で確認された14.9%の体重減少より大幅に高い数字だ。一方、製造元であるノボ・ノルディスクの株価は、調剤薬局との競争激化を背景に低迷している。

新たに承認された高容量(7.2ミリグラム)の投与では、臨床試験において平均21%の体重減少が確認された。さらに、72週間後には被験者の3分の1で25%以上の体重減少が認められたという

これに対し、2021年のノボ・ノルディスクの試験報告によれば、既存の最大用量(2.4ミリグラム)では68週間で平均14.9%の体重減少にとどまっていた。

現状、7.2ミリグラムの投与は2.4ミリグラムの注射を3回行う必要があるが、ノボ・ノルディスクは7.2ミリグラムの専用ペン型注射器の承認を申請しており、2026年中にも承認の可能性がある。

この高用量の承認は米国ではまだ保留中であり、近く判断が示される見通しである。

21%の体重減少は、胃の容量を制限する手術である「スリーブ状胃切除術」と競合し得る水準だ。ペン・メディシンによれば、同手術では平均25%の体重減少が見られるという。

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翻訳=江津拓哉

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