今後5年でAIが失業率を10%から20%押し上げるとの声も
イーロン・マスクやビル・ゲイツといったテック業界の億万長者、さらにマイクロソフトAIのムスタファ・スレイマンCEOなども、AIがホワイトカラー業務の大部分を自動化する方向に向かっており、場合によっては従来型の雇用そのものが不要になる可能性があると示唆している。
アンソロピックのダリオ・アモデイCEOは2025年5月、今後5年でAIが失業率を10%から20%押し上げる可能性があると予測した。
こうしたAIによる自動化は、女性や有色人種にとって特に影響力が大きいとされている。
OpenAIのサム・アルトマンCEOは2025年、「テック業界のCEO仲間との小さなグループチャットでは、AIなしでは想像もできなかった、従業員たった1人の10億ドル規模の企業が誕生するのはいつになるかを当てる賭けが行われている。そして今や、それは実際に起こるだろう」と語った。
世界の富裕層と貧困層との格差がさらに拡大、中間賃金層の職が最も大きな影響を受ける可能性
AIの導入は、世界の富裕層と貧困層との格差をさらに拡大させると予想されている。センター・フォー・グローバル・ディベロップメントは、すでに高い賃金を得ている高技能労働者がAIの恩恵を最も受ける一方で、低技能労働者は雇用そのものを失う可能性があると警告している。
また、最近のブルッキングス研究所の報告書は、中間賃金層の職が最も大きな影響を受ける可能性を示唆し、最低賃金層と最高賃金層との格差がさらに拡大する可能性があると指摘している。
加えて、2025年12月に発表された国連の報告書『The Next Great Divergence』は、AIは世界で最も脆弱な国と最も強力な国の分断も拡大し、安定した電力やインターネット接続を欠く国々を取り残すことになると警告している。


