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2026.02.19 13:00

困難な道でも冷静に対応する「摩擦耐性」の度合いがわかる心理テスト

Shutterstock.com

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あなたの周りにはまるで磁石のように「最も抵抗が大きい道」に吸い寄せられる人がいるかもしれない。簡単に高得点が取れる科目ではなく、あえて難しい専攻を選ぶ。自分の視点と異なるものを探す。あるいは、他の人なら避ける会話をわざわざ始める。そうした姿を見て友人たちは効率的に歩める絶好の道があるのに、なぜわざわざ人生を難しくするのかと不思議に思うかもしれない。

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こうした困難との向き合い方の根本的な違いは、心理学者たちが近年、個人差の明確な次元としてとらえるようになっているものを反映している。これは「摩擦耐性」と呼ばれるもので、一般的には「摩擦の最大化」の能力と言われることもある。これはさまざまな形態の抵抗に直面したときに、あなたがやる気に溢れるのか、それとも消耗するのかの度合いを決める。

科学に基づいて私が作った「Friction Maxxer Energy Test」を受ければ、楽しみながら4つの主要次元におけるあなた自身の摩擦傾向を知ることができる。そのうえで、結果が示す意味を理解するために、以下を参考にしてほしい。

人生に「摩擦」を多く求める人がいる理由

摩擦の最大化とは本質的に認知欲求という特性を反映している。これは、努力を要する思考から喜びを得る傾向を指す。認知欲求が高い人は知的な挑戦にただ耐えるのではなく、積極的に挑戦することを求める。こうした人は情報を徹底的に処理し、精神的に負荷がかかる課題から大きな満足感を得ると報告している。

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だが摩擦を求める対象は知的領域に限定されない。5つの要素で性格特性を分類する「ビッグファイブ」の枠組みで関連する傾向がとらえられている。例えば、経験に対する開放性が高い人は、慣例にとらわれないアプローチにひかれやすい。協調性が低い人は信念が関わる場面では対立を恐れない傾向がある。誠実性は長期的価値観に沿って困難な道を選ぶ姿勢と重なる。

摩擦の最大化が興味深いのは、特定のパターンでこれらの特性を横断している点だ。例えば、かなり開放性が強い(知的挑戦を求める)一方で、協調性も強い(人間における軋轢を避ける)人がいるかもしれない。認知的一貫性を好む一方で、偽りではないものの困難な道を意図的に選ぶ人もいるだろう。

反傾向的行動、つまり自分の自然な傾向に逆らう行動に関する近年の研究は摩擦を最大化する性格にさらに層を加えている。専門誌『Personality and Individual Differences』に2021年に掲載された研究では、人はコンフォートゾーンを超えて行動したときの感じ方が大きく異なることが示された。ある人にとってはそれが純粋に活力になるが、別の人にとっては消耗するものになる。これは能力の問題ではなく、抵抗が燃料に感じられるか、それとも摩擦として感じられるかの違いだ。

興味深いことに、努力と報酬の処理に関する神経科学研究からこうした個人差を説明する手がかりが得られる。機能的磁気共鳴現象画像法(fMRI)を用いた研究では、困難なタスクに対する脳の報酬系の反応の仕方が人によって異なることが示されている。困難な認知作業の最中に前帯状皮質や線条体が強く活性化する人もおり、努力そのものが報酬になっている可能性を示唆している。

一方で、そうした活性化が苦戦している最中ではなく、主にタスクを終えた後に現れる人もいる。これが、摩擦の過程を楽しめる人と、結果のために耐えるだけの人がいる理由かもしれない。

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翻訳=溝口慈子

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