2026.02.17 12:30

エーゲ海の宝石、ギリシャに移住するには? 居住権を得る3つの方法

ギリシャ・サントリーニ島北部イア(Getty Images)

ギリシャ・サントリーニ島北部イア(Getty Images)

退職後、あるいは海外で新たなスタートを切るために海外に移住したい場合、「エーゲ海の宝石」とも称されるギリシャは、退職者やデジタルノマド、投資家向けに居住権を提供している──。

『その男ゾルバ』から『マンマ・ミーア!』に至るハリウッド映画は、陽光に照らされたビーチや社交的な地元住民、魅惑的な島の牧歌的風景の世界への窓となり、この絵に描いたような楽園ギリシャへの憧れをかき立てた。

日本のパスポート(旅券)を持つ場合、ギリシャにはビザ(査証)なしで最大90日間滞在することができる。しかし、ギリシャの魅力に取りつかれ、もっと長く滞在したい、あるいは永住したいと思うなら、居住の選択肢はいくつかある。それでは、ギリシャで最も人気のある居住権取得の道を紹介しよう。

経済的自立者(FIP)許可

ギリシャは退職者向けのビザを提供していないため、同国で退職後の黄金期を過ごしたい場合は、経済的自立者(FIP)許可が最適な選択肢となる。

FIP許可の取得資格を得るには、単身の場合、月額3500ユーロ(約64万円)以上の収入があることを証明する必要がある。扶養家族を同伴する場合、この金額は配偶者については20%、扶養する子ども1人につきさらに15%ずつ増額される。

FIP許可のその他の要件として、1年のうち183日以上ギリシャに居住し、納税義務者となることが求められる。この許可を得て滞在する場合、ギリシャ国内での就労は認められない。

FIP許可は3年間有効で、更新が可能だ。

デジタルノマドビザ

デジタルノマドビザは、ギリシャに居住しながら国外に拠点を置く雇用主のためにリモートワークを行うことが認められる。

ギリシャのデジタルノマドビザは、FIP許可と同じ経済的要件を定めている。単身の場合、月収3500ユーロ以上が求められ、配偶者がいる場合はこれに20%が加算され、扶養子女が1人増えるごとに15%増額される。

ビザを申請するには、犯罪歴がなく、ギリシャ国内で営業許可を得た保険会社による民間医療保険に加入し、賃貸契約書などの同国国内の宿泊施設証明を提出する必要がある。

デジタルノマドビザは1年間有効で、更新が可能だ。

ゴールデンビザ

2013年に運用が開始されたギリシャのゴールデンビザは、欧州で現存する最後のゴールデンビザ制度の1つだ。

投資の選択肢としては、株式・社債・ギリシャ国債の購入、ギリシャの金融機関への最低50万ユーロ(約9000万円)の定期預金、観光宿泊施設の最低50万ユーロの10年間のタイムシェアまたはリース契約、直接不動産投資などがある。

ギリシャのゴールデンビザによる不動産購入の選択肢は最低25万ユーロ(約4500万円)だが、この最低投資額では工業用建物の住宅転用や歴史的建造物の修復など、特定の不動産投資に限られる。一般的な不動産購入を希望する場合、最低購入価格は40万ユーロ(約7000万円)に引き上げられ、物件の規模や立地に関する制限が課せられる。例えば、アテネ、テッサロニキ、ミコノス島、サントリーニ島などギリシャで最も人気のある地域で対象物件を購入する場合、最低投資額は80万ユーロ(約1億5000万円)に設定されている。

ゴールデンビザは5年間有効だ。選択した投資が維持される限り、ビザを更新することができる。

forbes.com 原文) 

翻訳・編集=安藤清香

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