マーケティング

2026.02.20 09:15

BtoBマーケティングの落とし穴 読者の8割が自分向けではないと回答

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業界向けにマーケティング情報を発信する、いわゆるBtoBマーケティングコンテンツには、ホワイトペーパー、事例集、調査レポートなどさまざまな有用な情報が込められているが、どれほど役に立っているのか。調査によると、その需要は高いものの、送り手と受け手との間に大きなミスマッチがあることが判明した。

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IDEATECH(アイデアテック)が提供するマーケティング支援のためのリサーチサービス「リサピー」は、この12カ月間で10個以上のBtoBベンダーコンテンツ(製品の導入に関わる情報に特化した情報)に目を通した会社員111人を対象に、同コンテンツの受け手としての実態調査を実施した。

それによると、目にしたコンテンツが「自分たち向けではない」と感じたことがひんぱんにあったという人が約37パーセントにのぼった。またそうしたことが数回あったという人も約41パーセントと少なくない。

自分たち向けではないと感じた理由を尋ねると、「自分の会社の規模に合わない内容だった」との回答がもっとも多く、続いて「自分の役割(部門・職種)向けの内容ではなかった」、「自社の業界に合わない」、「課題が一般論で自社の状況に当てはめられない」などがあげられた。これとは別に、規模感が違う、技術的に対応できない、業務フローに適さない、などの意見も聞かれた。

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全体としては、業界や市場をよく理解した内容であると感じる人が約70パーセントと多いが、そう感じなかった人たちからは、業界特有の課題や状況に触れていない、事例が自社の業界と関係のない企業ばかり、業界の制度や規制への理解が不足、業界内の調査データや統計が含まれていないなどの不満が聞かれた。

つまり、自社または自業界に密接した情報が欲しいということだ。事実、業界固有の課題に特化したコンテンツを読みたいかと尋ねると、じつに80パーセント以上の人が「そう思う」と答えた。

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文 = 金井哲夫

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