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2026.02.16 10:00

米フィギュア連盟 アイスダンス採点に抗議せず、銀メダル確定 審判制度改革への注力を示唆

ミラノ・コルティナ冬季五輪5日目、フィギュアスケートのアイスダンス・フリーダンスで演技を披露する米国のマディソン・チョックとエヴァン・ベイツ。2026年2月11日、ミラノ・アイススケートアリーナにて(Xavier Laine/Getty Images)

異議申し立ての機会は閉ざされた

USFSの声明は、銀メダルに甘んじることを明確に受け入れた内容ではないものの、国際スケート連盟(ISU)の規則123号に基づく厳格な規定により、正式な異議申し立ての機会は事実上閉ざされている。

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ISU規則123号(第4項A.a)によれば、審査員の「演技評価」、すなわち今回物議を醸している主観的採点に対する抗議は、固く禁じられている。さらに「数学的演算の誤り」による採点ミスへの抗議は、規則123号(第3項d)に基づき、競技終了後24時間以内に申し立てを行わなければならない。

アイスダンスのフリーダンス競技は2月11日に終了しており、USFSが規定の制限時間内に正式な申し立てを行わなかった結果、チョック/ベイツ組の銀メダルはISU規則に基づき確定した。

正式な異議申し立ての機会は過ぎ去ったが、USFSが「競技の未来」に注力する意向を示していることから、ISU評議会を通じた審判制度の抜本的改革をめざす可能性は残っている。

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銀メダル獲得後、チョックとベイツの夫婦カップルは競技結果をめぐる抗議の声に言及。「結果に対して人々が混乱する事態は、いついかなる場合もフィギュアスケートにとって不利益となる」「氷の上で何が起きているのか理解しにくい状況では、ファン離れが起きてしまう。人々が応援対象を理解し、自信をもってそのスポーツを支援できるようにしなければならない」とチョックは語っている。

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forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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