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世界37カ国、700万人が愛読する経済誌の日本版

音楽共有アプリ「シンバル」をつくったクルックス(左)、ジェイコブズ(中央)とゴメス・ホール(右)。

ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズのように、大学を中退して億万長者になったIT長者も確かにいる。しかし、彼らもはじめは大学に通い、多くの出会いを経験して成長したのだ。そして、ここにも“起業家の卵”が―。

アメリカの大学ではいま、“アプリ長者”を目指す学生が続々と生まれている。
 
スタンフォード大学在学中に写真共有アプリ「スナップチャット」を立ち上げたエヴァン・シュピーゲル(25)やボビー・マーフィー(27)を見て、多くの大学生が、じつは億万長者への近道はスマートフォン向けのアプリをつくることなのではないか、と考え始めているのだ。
 
そのなかには、タフツ大学(本誌「アメリカ大学ランキング2015」では24位)を今春に卒業したばかりの3人組がいる。ガブリエル・ジェイコブズとその同窓生のアマドゥ・クルックス、そして、マリオ・ゴメス・ホールだ。
 
2012年、コンピュータ科学の講義を通じて仲良くなったジェイコブズとクルックスは、人間工学を専攻していたゴメス・ホールとチームを組み、音楽共有アプリ「シンバル(Cymbal)」を開発した。
 
シンバルは、“音楽版インスタグラム”のようなもので、利用者は自分のお気に入りの曲を1曲だけ、アルバムのアートワークとセットで投稿できる。投稿した曲は、写真共有アプリ「インスタグラム」のように、フォロワーのタイムラインに流れ込むのだ。
 
つまり、友達とつながれば、彼らの選んだ曲がタイムライン上に集まる。それはまさに、「自分の人生のサントラ」である。
 
今年の3月に出したベータ版は、タフツ大学の学生の間で大ヒットした。
「誰かをベータ版に招待するたびに、『私も会員になりたい!』というメールが5〜10件も届いたよ。人気が爆発したね」と、ゴメス・ホールは振り返る。
 
ベータ版の成功を受けて、ゴメス・ホールとクルックスはそれぞれ、マイクロソフトとグーグルからの内定を断り、ジェイコブズとアプリの開発に取り組んだ。
 
シンバルはすでに1万7,000回以上もダウンロードされ、複数のベンチャー投資会社から合計110万ドル(約1億3,750万円)を調達している。
 
その人気にウハウハなのは創業者たちだけではない。たとえ人気が短命で終わろうとも、タフツ大学にとってはよい宣伝になるからだ。同大学でコンピュータ科学を教えるベン・へスコット教授も満足のようだ。

「ひょっとすると、アップルのような会社が買収するかもしれませんし、口コミでもっと人気が出るかもしれません。なにせ、みんなが使っているわけですからね」

リーイエン・チェン = 文 スティーブン・ラムジー = 写真 フォーブス ジャパン編集部 = 翻訳

 

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