「コスパ」「タイパ」といった効率を重視する考え方が広がる一方で、近年は「判断そのものにかかるストレス」も高まりつつある。選択肢が増えれば決めやすくなるとは限らず、むしろ迷いや不安が増すこともあるはずだ。
特に恋愛については「選択」の連続と言えるだろう。出会いの過程で人がどこで迷い、なぜ判断に疲れてしまうのか。マッチングアプリ「Omiai」が実施した今回の調査は、選択するストレスの正体を具体的なデータを通じて浮かび上がらせた。
【調査概要】
調査名:マッチングアプリにおける“その人らしさ”の伝わり方意識調査
実施時期:2026年1月
対象:全国のマッチングアプリ「Omiai」ユーザー(全員独身)n=1,725(マッチングアプリで出会った恋人・配偶者とのお別れ経験者 n=711)
実施方法:インターネット調査
実施主体:マッチングアプリ「Omiai」
「人となり」が分からないまま判断を迫られる
調査では「(相手の)人となりは重要だ」と答えた人が99.0%にのぼった。一方で、プロフィールだけでは相手の「その人らしさ」が伝わりにくいと感じている人は86.3%に達した。
この数字が示しているのは、出会いに慎重な人が多いという話ではない。「人柄、人となり」がもっとも大事だとわかっていても、その情報が十分に得られていないという不安だ。マッチングサービスでは、重要な判断材料が不確かな状態で「会うか、会わないか」の決断を迫られる。ここにまずストレスの出発点がある。

判断が難しいのは能力の問題ではない
実際「その人らしさ」が伝わりにくいと感じている層では、「会う/会わないの判断が難しい」と回答した割合が22.9ポイント高かった。これは、優柔不断さや決断力の低下を示すものではない。納得して判断できるだけの材料がそろっていないため、決めきれない状態に置かれていると読むほうが自然だ。




