イタリアのシャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ組は4位で表彰台を逃したが、8人の審査員が2人をメダル圏外と判定したのに対し、たった1人だけ銅メダルに値すると考えた審査員がいた。
フリーダンスで明らかなミスを犯したイタリアのカップルは敗北を悟り、メダルを逃したと確信していた。2人の失望はおおむね審判団にも共有され、8人が4~9位にランク付けした。しかしただ1人、イタリア人審査員だけはこのカップルに3位相当の得点を付けた。カナダのパイパー・ギレス/ポール・ポワリエ組が見せたほぼ完璧な演技を差し置いて、である。
多くのファンやアナリストがギレス/ポワリエ組の演技を金メダル級と評価する中、イタリア人審査員の自国選手への偏愛は重大な懸念を引き起こしている。
米国人審査員も、自国カップルに最高点の137.67点を付けた。もっとも、フランスのカップルにも審査員平均とほぼ同等の133.57点を付けており、さほど問題視はされていない。
フルニエ・ボードリー/シゼロン組のツイズルシークエンスでのミスと相俟って、この検証結果はフィギュア関係者やファンの間で物議を醸している。2002年ソルトレークシティ五輪で起こったフィギュアスケート採点不正疑惑スキャンダル、通称「スケートゲート(SkateGate)」の再来だとして、「スケートゲート2.0(SkateGate 2.0)」と呼ぶ関係者も多い。
フィギュア界の反応は
世界のフィギュアスケート関係者の間では、米国とカナダのカップルへの支持を表明し結果に疑問を呈する声が広がっている。
4位に終わったイタリアカップルのファブリ選手は、取材に「いつもはロランスとギヨーム(の演技)のほうが好きだが、今夜はチョック/ベイツ組が(金メダルに)ふさわしかった」と語り、パートナーのギニャールも「同感!」と応じた。
表彰式後には、米国とジョージアの選手たちが涙ながらにチョックとベイツを慰める姿が映像に捉えられた。女子シングル米国代表のアンバー・グレンは、「私の五輪チャンピオンたち」と題したストーリーをインスタグラムに投稿して2人に賛辞を贈った。


