北米

2026.02.16 15:00

20代前半で数億円調達──米VCは経験よりも「チャンス」を優先、予測市場新興への資金攻勢

Shutterstock.com

Shutterstock.com

※編注:本稿は情報提供のみを目的とするものであり、特定の暗号資産や特定サービスの利用を推奨するものではありません。

●日本では、選挙・スポーツ・経済イベントを対象とする賭けを含め、オンライン上で行われる賭博行為は、刑法上の賭博罪などの対象となる犯罪とされています。海外で合法的に運営されているサービスでも、日本国内から接続して賭博を行えば賭博罪などに問われる可能性があります。運営者は賭博開帳図利罪など日本の刑法に問われ、刑事責任を負う可能性があります。また、広告・宣伝や決済に関与すると賭博幇助などに問われる場合があります。

●日本の場合、暗号資産や独自トークンを業として取引する行為は、日本の金融庁・財務局に登録した暗号資産交換業者が行えます。登録がない暗号資産交換業者において、暗号資産を取引することは推奨しません。暗号資産を取引する際は、金融庁が公開している「暗号資産交換業者登録一覧」をご確認ください

予測市場スタートアップの大手2社に、2025年だけで総額37億ドル(約5624億円。1ドル=152円換算)の資金が注がれた。Polymarket(ポリマーケット)やKalshi(カルシ)が若きビリオネアを生み出したことで、この賭博分野は特に大学を卒業したばかりの若者の注目の的となっている。

VCが「予測市場は非常に速いスピードで主流になり、今後5年で取引規模は100倍に拡大」と主張

ベンチャーキャピタリストのマーク・ゴールドバーグは、予測市場が今後、自身の主要な投資分野の1つになると考えている。ゴールドバーグは、サンフランシスコのベンチャーキャピタル(VC)「ケミストリー」の共同創業者兼マネージングパートナーを務めており、「予測市場は、非常に速いスピードで主流になりつつある。今後5年で、賭博に投じられる資金の規模は100倍になるはずだ」と主張している。

暗号資産分野に特化したVC、パラダイムのパートナーであるケイトリン・ピンタヴォーンも、「この1年を振り返ると、新たな創業者が最も多く集まってきた分野の1つが、予測市場だった」と話す。

2025年、予測市場は一気に拡大した。主要プラットフォームであるKalshiとPolymarketの2社では、数百万人のユーザーが参加し、賭博に投じられた賭け金の総額は400億ドル(約6.1兆円)を超えた。こうした勢いは年明け以降も衰えていない。2026年1月だけで、両サイトにおける賭けられた資金の金額は100億ドル(約1.5兆円)を上回り、第60回スーパーボウルの勝者予想には、実に5億5000万ドル(約836億円)もの賭け金がが投じられた。

主要プラットフォーム2社の評価額は、約1.7兆円と約1.4兆円に到達

KalshiとPolymarketの2社はいまだ黒字化していないものの、投資家からの大型のエクイティ投資が相次いでいる。セコイア・キャピタルや、ニューヨーク証券取引所の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)などの幅広い投資家が出資したことで、KalshiとPolymarketの評価額は、それぞれ110億ドル(約1.7兆円)と90億ドル(約1.4兆円)に達した。

この2社には、2025年だけで総額37億ドル(約5624億円)の資金が注がれており、Polymarketの27歳の創業者シェイン・コプランと、Kalshiの29歳の共同創業者2人はいずれもビリオネアとなった。この分野の追い風となっているのが、トランプ政権からの後押しだ。KalshiとPolymarketの両社には、ドナルド・トランプ・ジュニアが投資家として名を連ねている。

次ページ > 従来の“丁半博打”形式を超えるべく、新手のオンライン賭博が可能な予測市場を開拓するスタートアップ

翻訳=上田裕資

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事