北米

2026.02.16 15:00

20代前半で数億円調達──米VCは経験よりも「チャンス」を優先、予測市場新興への資金攻勢

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大学を卒業したばかりの若手起業家が、複数市場を集約する賭博プラットフォームで利益を獲得

Valenceの共同創業者2人は、最近大学を卒業したばかりで、シタデル・セキュリティーズなどのトレーディング会社でのインターン経験を持つという。彼らによれば、2025年8月以降、Valenceは100万ドル(約1億5000万円)の純利益を上げている。スポーツ賭博市場に特化した同社の賭博プラットフォームは、1つのスポーツ試合に関するすべての市場を一覧できるだけでなく、最も有利な価格や期待収益が見込める市場を自動で選択する。また、KalshiとPolymarketの両方で同時に賭博を行うことも可能だ。同様に、シカゴ拠点のKairosも、トレーディング会社でのインターン経験を持つ大学生が創業した企業で、複数市場を横断する賭博ターミナルを提供している。

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市場操作に弱いという問題、消費者保護の枠組みが不明確

予測市場をめぐる熱狂や期待がいかに大きくとも、ゴールドバーグを含む多くの関係者は、この賭博分野が持続可能なビジネスモデルを確立するほどには成熟していないと認めている。オンライン賭博というこの市場は、操作に弱いという問題や消費者保護の枠組みが不明確であるといった課題も抱えている。

22歳のKairos共同創業者、「今がまさに歴史的な転換点だと考えている」

それでも、シリコンバレーとその周辺の投資家が、若い予測市場起業家に何百万ドル(数億円)もの資金を投じる動きは止まらない。なかには、職務経験といえば夏のインターン程度しかない若者も少なくない。

先週、Kairosは、アンドリーセン・ホロウィッツをリード投資家とする250万ドル(約3億8000万円)のシードラウンドを完了したと発表した。22歳の共同創業者ジェイ・マラビアは、「Kairosとはギリシャ語で好機を意味する言葉だ。私は、今がまさに歴史的な転換点だと考えている」と語っている。

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※編注:本稿は情報提供のみを目的とするものであり、特定の暗号資産や特定サービスの利用を推奨するものではありません。

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forbes.com 原文

翻訳=上田裕資

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