勉強や仕事で、頑張っているのに結果が出せず、不安に感じている人が多い。努力の方向性が違う、無駄な努力をしていると薄々感じてはいても、どうしていいかわからない。じつは、そうした自分に合った努力のしかたの発見には、自己肯定感が大きく影響していることがわかった。
オーダーメイドの個別指導塾「スクールIE」などを展開するやる気スイッチグループは、10〜50代の男女600人を対象に「努力迷子調査」を実施した。それによると、努力しているのに結果が出ないと感じている人は、10代で約66パーセントにのぼり、他の年代でも50パーセントを上回った。

そうした努力方法で迷走する人たちも、半数以上が「努力にも正解がある」と感じている。ところが、実際に自分に合った努力方法を「見つけている」という人は約8パーセント。「おおよそ見つけている」も約32パーセントに留まる。

努力の方法は、教育心理学では「学習方略」と呼ばれている。教科書を声に出して読む、歴史の年号を語呂合わせで覚えるなどのリハーサル方略、自分の理解度を確認するなどして学習プロセスを客観視して調整するメタ認知方略、環境整備や時間管理に関するリソース方略など、数多くの方略が提案されているが、どれが自分に適しているかを探り当てるのは大変なことだ。



