経済・社会

2026.03.11 16:00

イーロン・マスクの予言「働くか働かないかを自由に選べるようになる」は本当に実現するのか

Shutterstock.com

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以前Forbes.comに掲載した記事で、筆者はイーロン・マスクの予測について書いた。それは、10年から20年後には労働が選択制になり、お金が降り注ぐというものだ。今、テスラとxAIのCEOであるマスクに加え、他の金融専門家たちも、遠くない将来に普遍的な富と労働なき未来が万人に訪れる可能性があると考えている(ネタバレ注意:期待しすぎない方がいい)。

専門家が予測する普遍的な富とは

マスクは、未来において労働が選択制になると予想している。ロボットが仕事上の悩みをすべて解消し、働くか働かないかを自由に選べるようになるというのだ。彼は、過重労働や嫌いな仕事に縛られる日々、あるいは生活費を稼ぐために副業を強いられるプレッシャーが、今後10年から20年で終わると予測している。

彼はそれを、スポーツやビデオゲームをするか、裏庭で野菜を育てるかスーパーで買うかを選ぶのと同じだと例える。ロボットが貧困を撲滅する。無料の医療を受けられ、貯蓄の必要もなくなる。

これは夢なのか、それとも現実に基づいているのか。すべての費用が支払われ、働くか働かないかを選べる世界を想像してみてほしい。筆者は、この予測について他のビジネスリーダーたちがどう考えているのか興味を持った。

Business Insiderによると、マスクには、将来AIが貧困を撲滅し、豊かさを生み出し、万人を富裕層にできると同意する他の金融専門家たちがいる。ビル・ゲイツとサム・アルトマンも、AIが労働の必要性を排除し、誰もが働かずに「普遍的高所得」を得られると考えている。

同記事でゲイツは、人間が自分たちのために一部のタスクを残すだろうが、AIによって週2日または3日労働といった、かつては考えられなかった変化を検討できるようになると述べている。

「ウォール街は2025年の大半をAIバブルを心配して過ごしたが、ビッグテックとAI業界の内外で、彼らの最も大胆な夢が現実になるシナリオについて議論する声が増えている」と記事は述べている。

筆者は、HR専門家によって構築されたHRプラットフォームKlaarの最高収益・エクスペリエンス責任者であるラナ・ピーターズに話を聞いた。彼女は、労働なき未来という考えはすばらしい見出しになるが、現実には、組織は労働が整合されず、サポートされず、明確に測定されていないために苦労していると語った。

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