スポティファイの株価は米国時間2月10日に19%超上昇した。同社が市場予想を上回る決算を発表し、月間アクティブユーザー数(MAU)が過去最高の伸びを記録したことが好感された。背景には、史上最も成功したと同社が位置づける「Spotify Wrapped」がある。
スポティファイ株は10日の取引開始直後に19.1%高の約494ドルまで急伸し、過去最大の日中上昇率を更新する勢いだ。
スポティファイは10日、四半期売上高が45億3000万ユーロ(約8290億円。1ユーロ=183円換算)、EPS(1株あたりの純利益)が4.43ユーロだったと発表した。ファクトセットがまとめた市場予想の売上高45億2000万ユーロ(約8272億円)、EPS2.75ユーロをいずれも上回った。
直近四半期における月間アクティブユーザー数(MAU)、前年同期比11%増の7億5100万人に到達
同社は併せて、直近四半期におけるMAUが前年同期比11%増の7億5100万人に達したと報告した。これは市場予想の7億4470万人を上回る水準であり、アレックス・ノーストロム共同CEOによれば、四半期として過去最多となる3800万人の純増を記録した。
同社によれば、この増加の背景には、ユーザーの過去1年間の視聴履歴をもとにした振り返り機能「Spotify Wrapped」がある。同機能は恒例の年末企画として過去最高の成功を収め、3億人以上のユーザーが利用し、ソーシャルメディア上では6億3000万件以上のシェアが生まれた。
キャンターフィッツジェラルド、バンク・オブ・アメリカ、アライアンス・バーンスタインの各アナリストは、スポティファイの売上高が予想を上回って推移していることや、市場全体のボラティリティが激しい中でも好調さを保っていることを理由に、同社株の目標株価をそれぞれ引き上げた。
10日に急騰する以前のスポティファイ株の年初来パフォーマンスはおよそマイナス28%で、年初時点の株価575ドルから、9日時点では414.84ドルまで値を下げていた。



