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2026.02.12 10:30

優れた管理職は実践中、「AIでチームが結果を出す」活用方法3選

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私がしばしば唖然とさせられるのは、実に多くのマネージャーやリーダーがAIのポテンシャルを生かしきれていない現実を目にする時だ。私が行ってきたコーチング、研修、コンサルティングでのリーダーとの対話や、彼らの観察を通して感じるのは、彼らのAIへの理解度はせいぜい初歩的なものにとどまっており、現場の最前線に立つマネージャーたちでさえ、AIをグーグル検索の簡易版や、あってもなくてもよい補助的なツールのように扱っているということだ。

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しかし、私がリーダーとの対話を通じて見出し、またAsanaが発表した『State of AI at Work』のような業界調査からも浮かび上がってきたのは、優れたマネージャーやリーダーは、AIをまったく異なる視点で捉えているという点である。この独自のアプローチこそが、チームのパフォーマンスを最適化し、成果を素早く生み出すための要因となっている。

問題の本質は、AIツール、ChatGPTで使うためのプロンプト集、プロンプト技法が不足していることではない。選択肢の多さに圧倒されるあまり、自分自身、チーム、部門のAI活用を最低限にとどめてしまうこと、あるいは、チームが実際にはAIで何を達成しているのかを把握できていないことにある。しかも中には、AIの活用がマネージャー自身の知らないところで、同意もないまま進んでいる場合もある。これはそれ自体がリスクだ。

私がリーダーたちと仕事をする中で見えてきたのは、高い成果を上げるマネージャーやリーダーに共通する、AIを戦略的に使うためのパターンである。本稿では、その実践方法を紹介しよう。

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1. AIで思考を徹底的に検証、自分では気づけない盲点を浮かび上がらせる

多くのビジネスパーソンは、AIを「手軽に使う」段階で止まっている。「〇〇の提案を列挙してほしい」「この状況では何をすべきか」「この長いPDFを要約してほしい」といったプロンプトがその典型例だ。こうした活用法は、思考を始めるきっかけとなり、作業にかかる時間を短縮する上では有効だが、それだけでは不十分である。

Courseraとバンダービルト大学が提供するオンライン講座の『リーダーのためのジェネレーティブAI』の中で、この講座の講師であり企業幹部としても働くボブ・ヒギンズは、AIがもつ最大の強みの1つは「自分では気づけない盲点を浮かび上がらせること」だと述べている。

次ページ > AIで人材をより良くリードし育成、人間的なつながりを強化する

翻訳=江津拓哉

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