北米

2026.02.12 15:00

累計寄付額は約41.8兆円、米国「寄付額トップ25人の富豪」

史上3番目に多額の寄付を行ったマッケンジー・スコット(Photo by Taylor Hill/FilmMagic Getty Images)

以下に、フォーブスがまとめた米国で最も多額の寄付を行った慈善家25人のリストを掲載する。

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1.ウォーレン・バフェット

Kent Sievers/Shutterstock.com
ウォーレン・バフェット(Kent Sievers/Shutterstock.com)

◯生涯寄付額:683億ドル(約10.4兆円。前年から63億ドル増)
◯主な寄付分野:医療、貧困対策◯純資産に占める寄付割合:32%◯純資産:1460億ドル(約22.2兆円)

米国史上、最も多額の寄付を行ってきたバフェットは、2025年末に95歳で投資会社バークシャー・ハサウェイのCEOを退任したが、慈善活動への意欲は衰えていない。昨年6月には恒例となっている夏の寄付として、前年の53億ドル(約8056億円)を上回る60億ドル(約9120億円)相当のバークシャー・ハサウェイ株を、ゲイツ財団とバフェット家の4つの財団に寄付した。11月には、3人の子どもが運営する財団と、亡き妻の名を冠した財団の計4つの家族の慈善団体に、13億ドル(約1976億円)を追加で寄付した。

2.ビル・ゲイツとメリンダ・フレンチ・ゲイツ

ビル・ゲイツ(Frederic Legrand - COMEO/Shutterstock.com)
ビル・ゲイツ(Frederic Legrand - COMEO/Shutterstock.com)

◯生涯寄付額:526億ドル(約8兆円。49億ドル増)
◯主な寄付分野:医療、貧困対策◯純資産に占める寄付割合:28%◯純資産:1340億ドル(約20.4兆円)

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ゲイツ夫妻は2021年に離婚しており、メリンダは2024年にゲイツ財団を離れて自身の慈善活動に専念するようになった。ただしフォーブスは、2人が結婚期間中にゲイツ財団(旧ビル&メリンダ・ゲイツ財団)を通じて巨額の寄付を行ってきた実績を踏まえ、現時点では両者の寄付額を合算して集計している。ゲイツ財団の寄付先は、主に世界の医療や開発を支援する非営利団体となっている。

ビル・ゲイツは2024年、少なくとも108億ドル(約1.6兆円)を、ワシントン州レドモンドに拠点を置くメリンダの慈善団体「ピボタル・フィランソロピーズ」に移管した。フレンチ・ゲイツは同団体を通じ、これまでに少なくとも5億4000万ドル(約821億円)を女性や少女の社会的進展に取り組む非営利団体に寄付しており、こうした分野が「著しく資金不足だ」と指摘している。

3.マッケンジー・スコット

マッケンジー・スコット(Photo by Taylor Hill/FilmMagic Getty Images)
マッケンジー・スコット(Photo by Taylor Hill/FilmMagic Getty Images)

◯生涯寄付額:264億ドル(約4兆円。72億ドル増)
◯主な寄付分野:教育、経済的公平性◯純資産に占める寄付割合:46%◯純資産:309億ドル(約4.7兆円)

2025年に世界で最も多くの寄付を行った人物であるスコットは、フォーブスが2012年に主要寄付者の追跡を始めて以降、単年としても過去最大の寄付を行った。彼女は、7年足らずの間に2500以上の団体に264億ドル(約3.9兆円)を寄付した。累計寄付額で彼女を上回るのは、ウォーレン・バフェットと、ビル・ゲイツおよびメリンダ・フレンチ・ゲイツのみだ。

スコットの直近の寄付先の186の非営利団体には、「フォレスト・アンド・ピープル・クライメート」や「ハイブ・ファンド・フォー・クライメート」「ジェンダー・ジャスティス」などが名を連ねた。彼女はまた、2025年末の3カ月間で、18の歴史的黒人大学(HBCU)に少なくとも7億6000万ドル(約1155億円)を寄付した。スコットは2019年に元夫ジェフ・ベゾスから受け取ったアマゾン株の75%以上を、すでに手放した。

4.マイケル・ブルームバーグ

◯生涯寄付額:254億ドル(約3.9兆円。43億ドル増)
◯主な寄付分野:気候変動、医療、教育◯純資産に占める寄付割合:19%◯純資産:1090億ドル(約16.6兆円)

国連の気候特使を務めるブルームバーグは、2025年11月にメタン排出削減を目的とした1億ドル(約152億円)の投資を発表した。金融データ・メディア大手ブルームバーグLPの創業者である彼は、前年にHBCUへ5億200万ドル(約763億円)超を寄付し、HBCUと連携してチャータースクールを設立するための1000万ドル(約15億2000万円)を拠出すると表明した。また、アジア、アフリカ、南米の支援ニーズが高い国々を対象とする「鉛中毒予防イニシアチブ」を立ち上げ、すでにバイタル・ストラテジーズやピュア・アースなどの団体に9100万ドル(約138億円)以上を拠出している。

5.ジョージ・ソロス

◯生涯寄付額:240億ドル(約3.6兆円。10億ドル増)
◯主な寄付分野:民主主義、人権◯純資産に占める寄付割合:76%◯純資産:75億ドル(約1520億円)

ソロスの慈善団体「オープン・ソサエティ財団」は、息子のアレックスが理事長を務めており、2024年には正義と人権を推進する団体に10億ドル(約1520億円)以上を寄付した。主な寄付先には、バラク・オバマ財団への700万ドル(約10億6000万円)、中央ヨーロッパ大学への1600万ドル(約24億円)、セネガルに拠点を置く「西アフリカ民主主義ラジオ」への350万ドル(約5億3000万円)などが含まれる。同財団の2025年分の寄付額については、現時点ではまだ公表されていない。

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翻訳=上田裕資

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