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2026.02.10 10:00

エヌビディア株急騰、フアンCEOが「世界7位の富豪」に浮上──資産約25.7兆円

Harun Ozalp/Anadolu via Getty Images

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米国時間2月9日、テクノロジー株全体の上昇を背景にエヌビディア株が急伸し、同社のジェンスン・フアンCEOは、LVMHのベルナール・アルノーCEOとその一族を資産額で追い抜き、世界で7番目の富豪となった。

フアンの推定資産額は、9日午後時点で1658億ドル(約25.7兆円。1ドル=155円換算)に達し、推定資産1646億ドル(約25.5兆円)のアルノーを上回った。

エヌビディア株は9日の取引開始直後から上昇し、米東部時間午後2時30分過ぎの時点で3%高の191.26ドルとなった。これは1月30日以来の高値であり、同社株は直近の下落局面から脱却したかたちだ。

一方、LVMHの株価は535.40ドルと、前日終値からわずかに下落して取引を終え、年初来で約17%下落するという不調な流れが続いている。

ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、米東部時間午後2時30分過ぎの時点で1%強上昇し、先週初めに始まった下落からの回復基調を維持した。

このナスダックの急伸は、エヌビディアの上昇に加え、オラクルの11%高、マイクロソフトの約3%高、パランティアの7%高などにも支えられた。

現在世界6位の富豪で、オラクル会長兼CTOのラリー・エリソンとフアンの推定資産額には372億ドル(約5.8兆円)の差がある。エリソンの資産額は9日に約9%増加し、2030億ドル(約31.5兆円)に達した。

9日、S&P500種株価指数は0.6%超上昇し、年初来高値に近づいた。AI投資への懸念や、米国における1月の人員削減が2009年以来で最悪となったことを受けて先週発生した下落局面から回復している。

2024年、エヌビディア株の急騰を背景にフアンの推定資産額は1241億ドル(約19.2兆円)に達し、富豪ランキングの上位10位に入った。フアンは現在、エヌビディア株の約3.5%を保有している。同社は直近の決算で、市場予想を上回る売上高570億ドル(約8.8兆円)を報告した。この大半はデータセンター事業によるもので、同事業は521億ドル(約8.1兆円)の売上を計上した。データセンターは、AIモデルの学習や、AIを用いたソフトウエアの稼働には不可欠なインフラだ。

エヌビディアは2月25日に第4四半期決算を発表する予定で、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるテクノロジー企業群の中で最後に決算を公表する。同社による第4四半期の売上高見通しは、650億ドル(約10.1兆円)とされている。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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