米オンライン薬局のヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスが、ノボ・ノルディスク製の肥満症治療剤「ウゴービ」の安価な模倣薬(混合薬)を発売する計画を撤回したことを受け、ノボ・ノルディスクの株価は米国時間2月9日に急騰した。ヒムズは先週末に法的措置の脅威に直面していた。
ナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場するノボ・ノルディスクの株価は、現地時間9日朝の取引で320デンマーク・クローネまで急上昇し、6日の終値から8.3%超の上昇となった。
一方、ヒムズの株価は、ニューヨーク時間9日朝の時間外取引(プレマーケット)で14.12%急落し、23.02ドルとなった。
ヒムズがウゴービの低価格な模倣薬を発表したことで、ノボ・ノルディスクの株価が下落
デンマークの製薬大手であるノボ・ノルディスクの株価は先週、ヒムズがウゴービの低価格な模倣薬を発売すると発表したことを受けて、大きく下落していた。
ヒムズはこの模倣薬について、5カ月プランを選択した場合の初回月額価格を49ドル(約7595円。1ドル=155円換算)に設定するとしており、これはノボ・ノルディスクの提供価格である149ドル(約2.3万円)を大きく下回っていた。
ノボ・ノルディスク、「違法な大量調剤」を理由にヒムズ提訴を発表──ヒムズは発売計画を撤回
株価下落が続く中、ノボ・ノルディスクは「患者の安全に重大なリスクをもたらす違法な大量調剤」を理由に、ヒムズを提訴すると発表した。
法的措置に直面したヒムズは7日、この模倣薬の発売計画を撤回すると発表し、次のように述べた。「当社のプラットフォームでセマグルチド混合剤を提供開始して以降、業界全体の関係者と建設的な協議を重ねてきた。その結果、この治療へのアクセス提供を中止する決定に至った」。



