リーダーシップ

2026.02.14 18:00

組織の停滞を引き起こす「受け身のリーダーシップ」を改善するには

Shutterstock.com

受け身のリーダーシップが生まれる根本原因

受け身のリーダーシップがその人の性格から生じることはまれだ。多くの場合、以下のような組織の問題の症状として現れる。

advertisement

キャパシティの枯渇

日々の業務で忙しいリーダーは戦略的思考やピープルマネジメントに回す余力がない。リーダーシップの専門家でViva(ビバ)の共同創業者でもあるフィニアス・ タタールは「受け身のリーダーシップはたいてい性格の欠陥ではない。キャパシティの問題だ。価値の高いリーダーシップには深い集中と感情エネルギーが必要になる。もしその燃料をスケジュール調整や効果の薄い事務作業に使ってしまえば、肝心なときにチームに回せない」と説明する。

対立への恐れ

受け身のリーダーの多くは人間関係の難しい状況にうまく対処する自信がない。間違ったことを言うのではないか、事態を悪化させるのではないかと不安になり、こうした気持ちから難しい会話を全て避けてしまう。

承認欲求

受け身のリーダーは上司からの承認を強く求めることが多い。自分の担当領域の問題を目立たせるような状況を避けたり隠したりしようとする。こうして問題を解決するのではなく、問題を隠す文化が生まれる。

advertisement

トレーニング不足

多くの管理職はリーダーとしての能力ではなく技術スキルが認められて昇進する。フィードバックの伝え方や対立の扱い方、難しい決断の仕方を学んでいないため、回避するのが常となる。

自分の中の受け身傾向を見つける方法

変化の第一歩は自己認識だ。以下を自問してみるといい。

・どう受け取られるかが心配でフィードバックを先延ばしにしていないか
・どうしても必要になるまで決断を避けていないか
・部下との会話を表面的なものにしていないか
・チームの対立やお粗末なパフォーマンスに気づいたとき、介入を怠っていないか
・人に対してよりもタスクに多くの時間を使っていないか
・部下から助けや指導を求められないと安心していないか

いくつかの答えが「イエス」なら、受け身のリーダーシップ行動を取っている可能性がある。

次ページ > 受け身のリーダーシップを改善する方法

翻訳=溝口慈子

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事