生成AIを日常的に使っている人は、セキュリティやプライバシーについてどこまで意識しているのだろうか。LINEヤフーが過去1年以内に生成AIサービスを利用した1056人を対象に行った調査から、利用者の意識と行動のギャップが浮かび上がった。
不安を感じながらも確認しない矛盾
調査によると、生成AIを利用する際にセキュリティやプライバシーが気になることが「よくある」または「ときどきある」と回答した人は78.7%に上った。データが悪用されるリスクや利用者の個人情報保護への懸念が高まっていることがうかがえる。

具体的な不安要素として最も多かったのは「自分が入力したデータの漏洩」で63.4%。次いで「誤った情報に気づかずに使ってしまうこと」が47.3%、「生成AIへの依存」が46.2%となった。入力データの流出への警戒心が特に強い。

興味深いのは、リスクへの理解度は総じて高いことだ。「生成AIが事実と異なる回答をする可能性」を理解している人は92.3%、「入力したデータが学習に使われる可能性」の理解度も83.8%に上る。さらに「生成AIが作った文章や画像が著作権侵害になる可能性」への理解度も79.0%と高い。

しかし、理解と行動の間には大きなギャップがある。生成AI利用時に規約や注意書きを「あまり確認しない」または「確認したことがない」と答えた人は52.0%に上った。リスクを理解していながらも、具体的な確認行動には至っていない実態が明らかになった。




