スタートアップ

2026.02.08 23:47

AIが導く「購買意図データ」が営業チームの新たな武器に──リード獲得を超えた次世代アプローチ

stock.adobe.com

stock.adobe.com

ニューヨークを拠点とし、B2B営業チーム向けに購買意図に基づくリード選別に特化したAIスタートアップのLeadpoetは、75万ドルのプレシード資金調達を完了し、年換算売上高約100万ドルに到達した。同社は今年後半により大規模なシード資金調達ラウンドを予定している。

advertisement

同社は、ナスダックで働いていた際に出会ったプラナブ・ラメシュ氏とギャビン・ゼーンツ氏によって設立された。両氏は金融とクラウドインフラストラクチャーでの以前の職務において、共通の課題を抱えていた。アウトバウンド営業ツールは潜在顧客のリストを簡単に生成できるが、どの企業が実際に市場で購買活動を行っているかを特定するには、依然として広範な手作業による調査が必要だったのだ。

Leadpoetが参入するのは、セールスインテリジェンスと購買意図データという、競争が激しいながらも進化を続ける市場だ。このカテゴリーは、ZoomInfoやApolloといった大手既存企業が支配している。これらのプラットフォームは、企業情報や技術情報で補強された広範な連絡先と企業のデータベースを提供するが、購買タイミングや関連性の判断は一般的に営業チームに委ねられている。

対照的に、Leadpoetは、ソーシャルメディアの投稿、資金調達の発表、採用活動、その他の公開指標を含むオープンソースのウェブシグナルを分析し、積極的な購買意図を示している企業を特定する。推奨される各リードには、その企業がなぜ市場にいる可能性があるのかを説明する文脈的証拠が添えられている。

advertisement

「我々は実際に、彼らの製品を購入する真の意図を持つリードを提供し、その関心を示す具体的なシグナルを提示している」とラメシュ氏は1月のインタビューで語った。

購買意図データ自体は新しいものではない。ZoomInfoは2019年に購買意図データプロバイダーのClickagyを買収しており、複数のスタートアップが従来のリードリストに行動シグナルを重ねる試みを行ってきた。Apolloは2億5000万ドル以上のベンチャー資金を調達し、数十億ドルの企業価値評価を受けている。一方、ZoomInfoは上場企業であり、年間売上高は数億ドル規模だ。しかし、これらのプラットフォームのほとんどは、集中型のデータ集約と静的モデルに依存している。

Leadpoetは、その技術アーキテクチャーによって差別化を図っている。同プラットフォームは、独立した貢献者がより高品質なモデル出力を生み出すために競争する分散型AIネットワークであるBittensorの上に構築されている。Leadpoetは、それらの出力が顧客に届く前にバリデーターを使用してフィルタリングとスコアリングを行い、単一の内部ロードマップではなく外部競争を通じてシステムを改善できるようにしている。同社はまた、プライベート展開もサポートしており、顧客は機密情報を集中型ベンダーと共有することなく、自社の見込み客データに対して購買意図をスコアリングできる。

ローンチ後の最初の四半期で、LeadpoetはDSV FundとAstrid(上場企業)からの支援を確保し、26のB2B顧客を通じて年換算売上高100万ドルに到達した。ラメシュ氏は、現在の売上高は従来の顧客からの支払いと、Bittensorネットワークへの参加を通じて獲得したトークンベースの報酬の組み合わせであると述べた。

「プラナブとギャビンは稀有な重複領域に位置しており、深いAIエンジニアリングの専門知識と日々の営業に対する真の理解を兼ね備えている」とDSV FundのCIOであるシアム・キッド氏は語った。「Leadpoetは積極的に購買意図を示している見込み客を特定し、その焦点が彼らに決定的な優位性を与えている」。

顧客は、規模ではなく効率性の観点から価値を説明している。「Leadpoetは、我々がギャップを埋めるために使用していた2つのプロバイダーを置き換えた」とビジョンAI企業Scoreのマックス・セブティCEOは語った。「今では、我々の製品を積極的に市場で探している人々と話をしている」。

Leadpoetは現在4人を雇用しており、5人目を採用中だ。同社はNVIDIA Inceptionアクセラレーターのメンバーであり、エンジニアリングと市場開拓能力を拡大するため、今後数カ月以内により大規模なシード資金調達ラウンドを実施する予定だ。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事