今年、MacBookの更新が2つの波でやってくる。ブルームバーグのマーク・ガーマン(ほか複数)によれば、今年前半にはプロ向けのM5 ProおよびM5 Max搭載MacBook Proモデルが登場し、後半には消費者向けのMacBook Air M6、さらにiPhoneのA18 Proチップセットで動く可能性のある廉価モデルが登場すると考えられている。
しかし問題は、何が登場するかではなく、いつ登場するかである。Macプラットフォーム全体、そして特にMacBook ProとMacBook Airについて、アップルのスケジュールは一見すると場当たり的で、新しいMacBookが年のどちらの半期に出るのか、まして月単位で予測することはほぼ不可能だ。
MacBook AirとiPhoneの比較
iPhoneでは事情が違う。スマートフォン業界の大半は、iPhone 18の発売日として米国時間2026年9月8日を挙げ、次点として米国時間2026年9月15日を挙げるだろう。9月第2火曜日という経験則は長年当たり続けてきた(例外は2020年で、世界的な新型コロナの影響下、10月の発売となった)。
年次のサイクルが予測可能であることは、あらゆる面に利点をもたらす。サプライチェーンは増産・減産のタイミングを把握でき、周辺機器メーカーは新ハードに歩調を合わせられる。開発者はOSの新ビルドがいつ出るか、そして必要なコード更新を伴う新ハードがいつ登場するかを見通せる。メディアは新端末に関する記事をいつ準備すべきかを把握でき、他のメーカーはiPhoneの話題が他のニュースをかき消しかねない重要日程を避けられる。
もちろん消費者も、既知の日程に合わせて購入計画を立てられる。8月まで待てば旧モデルの在庫一掃で良い値引きに当たるかもしれないし、あるいは、あと数週間だけ我慢して刷新モデルを待つこともできる。12カ月、24カ月、36カ月で組まれる通信キャリアの契約期間も、年次の発売サイクルと整合する。
MacBook Airにはリズムが必要だ
AppleシリコンのM1をMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniに搭載して投入した時期、アップルはMacプラットフォームを定期的なリリーススケジュールへ移行できる瞬間を迎えていた。それまで各世代のMacは、インテルがIntel Coreチップセットを設計・リリースするタイムラインに合わせて作る以外に選択肢がなかった。だが今やアップルは自らの運命を自らが握っている。iPhoneやiPadを動かすAxxシリーズが年次で更新されるように、Mxxも年次あるいは隔年の更新スケジュールに揃える機会があったのではないか。



