五輪はどれも巨大事業だが、今年の冬季大会は特に規模が大きい。90以上の国・地域からおよそ2900人の選手が参加し、19日間で16競技・116種目が行われる。
本大会は史上初めて2つの開催都市で分担される五輪でもある。開催都市はミラノとコルティナ・ダンペッツォで、車で4時間以上離れている。
実際、競技はイタリア北部の15会場で開催され、その範囲はおよそ8500平方マイルに及ぶ。冬季五輪史上、地理的に最も広範囲な大会となる。選手の宿泊は6つの五輪村に分かれ、日本時間2月7日の開会式では4都市で同時に選手団のパレードが行われた。
運営は困難を極める——しかも、課題はそれだけではない。
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪に関する「16の数字」をご紹介しよう。
1
今大会で追加される冬季五輪の新競技数。プログラムに加わるのはスキーマウンテニアリング(SKIMO、スキーモ)のみで、選手はスキーで山を登り、徒歩で上りを続け、その後スキーで滑降する。レースは3種目(男女それぞれのスプリントは完走まで約3分、男女混合リレーは約30分)で実施され、フランス、スペイン、スイスの選手が有力とされる。
7
フィギュアスケートの「クワッド・ゴッド(4回転の神)」で、世界選手権2連覇中のイリア・マリニンがフリーのプログラムで挑む4回転ジャンプの本数。21歳の米国選手で、これだけの数の4回転に挑む唯一のスケーターであり、4回転アクセルを成功させた唯一の選手でもある。マリニンはネイサン・チェンのような過去のスター選手の収益ピークにはまだ達していないが、広く予想されている通り金メダルを獲得すれば、多くの新規スポンサーを得る可能性がある。
13
中立の個人として大会に参加する予定のロシア選手の人数(ベラルーシ選手は7人)。ウクライナ戦争を受け、ロシアとベラルーシの国旗と国歌は再び五輪で禁止されており、中立選手は侵攻を積極的に支持していないと認定されなければならない。
20
アルペンスキーのトップ選手が、出場する各種目ごとに五輪へ持ち込む可能性のあるスキー板の組数。スキーメーカーAtomicのグローバル・レース・マネジャーであるクリスチャン・ヘフレーナーによれば、同社は米国代表のミカエラ・シフリンのために、種目ごとに年間50〜70組のスキー板を製造しており、彼女はシーズンを通じてそれらを試し、例えば硬く凍った斜面やシャーベット状の斜面など、条件に最適なモデルを見極める。1組の価格は約2000ドルになり得るが、シフリンのようなトップ選手にはスポンサーが用具を提供する。



