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2026.02.08 08:00

高単価の副業が急増中、この波に乗るには──成功した起業家から5つのヒント

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エヴァン・フィッシャーは現在経営するUnicorn Capital(ユニコーン・キャピタル)の事業を副業として始めた当時について、「銀行口座には10ドル21セント(約1600円)しかなく、しかも当時住んでいた国では文字通り仕事に就くことができず、『どうやってお金を稼ぐか』を考えなければならなかった」と振り返った。

スイスの投資銀行で副社長を務めていたフィッシャーは職を失い、2018年にUpworkで事業計画書を書く仕事をするというプロフィールを作った。そして自身が提供するサービスに対する需要がかなり大きいことがわかり、最終的には資金調達を目指す有名企業を支援する年間売上が100万ドル(約1億6000万円)規模のフルタイム事業へと成長させた。

専門的で単価の高い副業のチャンスを最大限に活かしているのはフィッシャーだけではない。Emergent Research(エマージェント・リサーチ)の調査によると、米国でフルタイムの仕事を持つ人の約36%、人数にして約5800万人が副業を持っている。カリフォルニア州ラファイエットに拠点を置くEmergent Researchの代表スティーブ・キングは「副業の人が関わっていない職業や業界、あるいは仕事を見つけることはできない」と話した。

副業をしている人の41%の年間副収入は5000ドル(約78万円)以下で、32%は2万ドル以下(約310万円)だ。だが、Emergent Researchの調査では7〜8%が年間10万ドル(約1560万円)以上を稼いでいることが明らかになった。そうしたかなり稼いでいる人は特定のニッチ分野に集中している傾向があるという。「専門サービスとクリエイター経済は特に収益性が高い分野だ」とキングは話す。

高単価の副業で収入を補いたいと考えているだろうか。以下に、本当に稼げる副業を始めることをテーマとしたイベントにパネリストとして参加した起業家らから得たヒントを紹介する。同イベントは米ニューヨーク公共図書館で最近開催され、筆者が司会進行役を務めた。

1.自分のスキルと才能をチェックする

どのような副業を始めるべきかアイデアを探しているなら、『Side Hustle』や『The $100 Startup』の著者のクリス・ギルボーは自分の強みをすべてチェックすることを勧める。

「あなたが持っている知識や専門スキルは何だろうか」とギルボーは問いかけた。「それは大学で学んだものかもしれないし、あるいは趣味を追求する中で身につけたものかもしれない」

自分の才能を絞り込めたら、実際にお金を生むビジネスにどう応用できるかを考えるようギルボーはアドバイスする。「それを中心に、商品やサービス、あるいは何らかの提供物をどう作れるかだ」とギルボーは言う。「それこそが、私が何度も目にしてきた道筋だ」

2.実験を恐れない

検証されていないビジネスの在庫に何千ドルも投資しないだろうが、小さな実験をしても損はないとギルボーは話す。「できるだけ多くの低リスクの経験を積むことは非常に役立つ」と言う。たとえば中古服の再販を試したいなら、大量の在庫に投資することなく、自分のクローゼットにあるものをフリマアプリPoshmark(ポッシュマーク)で売って試すことができると指摘する。

「私がよく見てきたのは、自信は経験から生まれるということだ」とギルボーは言う。「そして初めて報酬を得たとき、それがたとえ小さな金額で、必ずしも将来ずっと続けるつもりがない仕事だったとしても、雇用主以外から収入を得られるようになるというのは本当に気分が良いものだ」

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翻訳=溝口慈子

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