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2026.02.06 09:30

トランプが「ワーナー買収への不介入」を表明、ネトフリ株は時間外取引で上昇

Didem Mente/Anadolu via Getty Images

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ドナルド・トランプ大統領が、パラマウント・スカイダンスとネットフリックスが争うワーナー・ブラザース買収に関与しない意向を示したことを受け、ネットフリックスの株価は米国時間2月5日早朝の時間外取引で上昇した。トランプは以前、ストリーミング市場におけるネットフリックスの高い市場シェアが問題になり得るとの認識を示していた。

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トランプ、「私は関与すべきではないと判断した」

4日夜に放送されたNBCニュースのインタビューで、トランプは、ネットフリックスによるワーナー買収について、規制上の手続きには関与しない考えであると語った。

インタビューの中で、NBCニュースのトム・ラマスは、パラマウントを所有するエリソン家とトランプとの親密な関係や、ワーナー買収への個人的な関与について質問した。

これに対しトランプは「私は関与していない」と述べた上で、次のように付け加えた。「正直に言えば、私は非常に強い大統領だと見なされているのだろう。双方から連絡を受けているからだ」。

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さらにトランプは、「しかし、私は関与すべきではないと判断した。この件は司法省が対応する」と述べた。

司法省がなぜこの案件を審査するのかと問われると、トランプは「一方の会社が大きすぎて許可されるべきではないという理論があり、もう一方の会社はそれとは別の主張をしている」と説明した。

トランプは続けて、両社は「激しく争っており、最終的には勝者が出るだろう」と語った。

ネットフリックス株が時間外取引で上昇

これを受け、ネットフリックスの株価は5日早朝の時間外取引で81.54ドルまで上昇し、前日終値から1.7%超の上昇となった。

この日の時間外取引では上昇したものの、ネットフリックス株は1月の四半期決算の発表以降、6.5%超下落している。同社が今年、ワーナー買収にかかる費用を含め、映画や番組の製作費などの支出を大幅に増やす見通しを示したからだ。

2025年12月にトランプが示した方針からの転換

今回のNBCニュースに対するトランプの発言は、2025年12月に彼が示した方針の転換を表している。ネットフリックスとワーナーが合意を発表した直後、トランプは記者団に対し、ネットフリックスを「素晴らしい会社だ」と称賛しつつ、この取引は「プロセスを経る必要があり、結果は見ていくことになる」と述べた。

また、ネットフリックスがワーナーを買収すべきかどうかを問われた際には、「ネットフリックスは非常に高い市場シェアを持っており、ワーナー・ブラザースを手に入れれば、そのシェアは大きく拡大する」とした上で、「それがどうなるかはエコノミストが判断することになるが、私もその決定に関与することになる。非常に高い市場シェアであることは間違いない。問題が生じる可能性はある」と語っていた。

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翻訳=江津拓哉

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