若手エンジニアに感じることについては、「自分も学び続けなければと刺激を受けている」(226人)、「スキルや吸収力を尊敬している」(198人)といった肯定的な意見が多く集まった。その一方で、約3割のベテランは「若手と働く機会がない」と回答しており、世代間の知見の交流が遮断されている現状も浮き彫りになった。

また、若手の活躍を認めつつも、「経験不足や判断の浅さを感じる場面がある」という声も202人に上っている。これは若手批判ではなく、シニアが持つ「大局的な判断力」と、若手の「最新技術への適応力」が噛み合えば、より高い成果を生み出せる可能性を示唆していると言える。
生成AIの台頭など技術変革が激しい今、ベテラン層の中には「先行きが見えない」など危機感を抱く層が約31%存在するのも事実だ。しかし、AI時代であってもエンジニアとしての基礎学習は欠かせないと考える層は多く、学び続ける意欲は衰えていない。

労働力人口が減少の一途をたどる中で、評価されるべきは「年齢」ではなく、あくまで「実務経験」「判断力」「成果」であるべきだろう。シニアの経験知と若手の推進力をいかに融合させるかが、今後の企業成長を左右するかもしれない。
出典:株式会社モロ「働き方と若手エンジニアとの関係性に関する実態調査」より


