国別のアプリダウンロード数に目を向けると、インドが圧倒的な首位を維持している。次いでアメリカ、ブラジルと続く中、日本は世界13位という結果になった。一方、国別収益では、アメリカがダントツトップ、次いで中国、日本と続いている。ダウンロード数はほぼ横ばいだが、収益は日本以外右肩上がりで、日本における生成AIアプリの収益はかなり成長しているものの、その分他の分野が減っているのかもしれない。ただし、この統計には中国のAndroid市場(Google Play)が含まれておらず、中国はiOSのみの集計となっている。実数としてGoogle Playを含めた場合、中国がいずれも世界トップクラスの規模であることは想像に難くない。


市場の成長を支えているのは、拡大するマネタイズの機会だ。ビッグテックによる広告エコノミーが激化する中で、AIはエンゲージメントや収益化の仕組みを根本から再構築している。特にAIエージェント的な役割を果たすアプリが増加しており、ユーザーが「道具」としてではなく「パートナー」としてアプリを利用する傾向が強まっている。
モバイル市場は、AIによって次の段階へと押し上げられたと言える。この「AIによる変革」がどの業種に波及し、どのような新しい収益モデルを生み出すのかを注視することが、今後の戦略立案において重要となるだろう。
出典:Sensor Tower「2026年版モバイル市場年鑑」より


