宇宙

2026.02.09 07:15

「人工的な流れ星」計画が大手企業の参入で本格化。2028年中の打ち上げを目指す

ALE公式ホームページより

ALE公式ホームページより

地球の周回軌道から特殊な金属球を放出して、人工の流れ星を見せようという世界初の宇宙エンターテインメントミッション「Starlight Challenge」(スターライトチャレンジ)を推進するALE(エール)は、プロジェクトの本格始動にともない、PR Times、KDDIグループなどの大手企業とのパートナー契約を結び、実現に向けて大きな一歩を踏み出した。

ALEは、人工流れ星を作るために創業された宇宙スタートアップ。人工衛星から放出される金属球は、大気圏に突入して光を放つ。自然の流れ星よりも速度が遅いため、長い時間楽しむことができ、環境に悪影響を及ぼさないよう、きれいに燃え尽きることになっている。地上では200キロメートルほどの範囲で観測できるという。

ただ見て楽しむだけではない。人工流れ星を観測することで、飛行機や気球では観測が難しい高度60〜80キロメートルの中間圏の大気成分や風速などのデータ取得という、科学分野への貢献も視野に入っている。

すでに日本政府、JAXA、米航空宇宙局、ニュージーランド宇宙局の許認可を取得し、2019年の1月と12月に独自の人工衛星を打ち上げ、実証実験を行っている。その際は、軌道上の衛星運用には成功したが、残念ながら金属球の発射装置の不具合から人工流れ星を見ることはできなかった。

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文 = 金井哲夫

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