スティーブン・ハオは、企業価値100億ドル(約1.56兆円。1ドル=156円換算)規模のスタートアップ、Cognition(コグニション)でCTOを務める人物だ。AI企業の評価額が拡大し続ける中、ハオは資産10億ドル(約1560億円)の大台に到達した新たなAI創業者となった。
バイブコーディング新興Cognition、企業価値約1.59兆円で約624億円を調達
2025年9月、Cognitionは4億ドル(約624億円)を調達し、企業価値が102億ドル(約1.59兆円)に跳ね上がったと発表した。同社は、話題を集めるバイブコーディング(自然言語の指示でAIにコーディングさせる手法)のスタートアップだ。新たな評価額は、同社の若い共同創業者3人を潤し、生成AIブームの熱狂の中で「金脈」を当てた最新の面々に押し上げた。
共同創業者兼CTOのスティーブン・ハオ、推定資産約2028億円へ
資金流入によって、共同創業者の1人でCTOのスティーブン・ハオがビリオネアになったようだ。Forbesが確認した財務書類によれば、資金調達時点の同社持分に基づき、ハオの資産は推定13億ドル(約2028億円)である。プロダクト責任者のウォルデン・ヤンは約8億3000万ドル(約1295億円)で、10億ドル(約1560億円)の大台にわずかに届かない。3人のうち持分比率が最も小さいCEOのスコット・ウーの推定純資産は約6億ドル(約936億円)に近い。Cognitionは創業者の純資産についてコメントを控えている。
コーディングエージェント「Devin」を提供、CursorやClaudeと市場獲得を争う
Founders Fund、Khosla Ventures、Bain Capital Venturesといった一流投資家の支援を受けるCognitionは、シティバンクやフィンテック企業のRampなどが利用するコーディングエージェント「Devin」(デヴィン)の開発元である。ソフトウェアエンジニアは、簡単なプロンプト(指示文)を入力してプロジェクトのコードを書かせたり、既存のコードベースを保守させたりできる。反復的で単調な作業をAIに任せる仕組みだ。同社は、爆発的な人気を持つCursorなど他のバイブ・コーディング勢に加え、コーディング能力で知られるAnthropic(アンソロピック)の「Claude」とも競合している。



