テクノロジー

2026.02.05 15:00

グーグルのAI「Genie 3」、有名ゲーム似の映像60秒分を「生成」──ゲーム株が急落

Genie3の生成したゲームの動画(スクリーンショット)

Genie3の生成したゲームの動画(スクリーンショット)

ゲーム業界をいら立たせる展開となった。何もないところからビデオゲームを作り出せると称するグーグルの新たなAI生成ツール「Genie 3」の初公開を受け、ゲームパブリッシャー各社の株価が急落した。

Genie 3で有名タイトルのようなゲームを開発できるという考えは、現実からはほど遠い

もちろん問題は、実際にはそうなっていないことが多い点だ。最も拡散している例は、『フォートナイト』から『ダークソウル』、『グランド・セフト・オート』に至るまで、既存ゲームの露骨な模倣を示している。これらのクリップは30〜60秒ほどにすぎない。このツールで、生成例が真似ているような巨大で作り込みの深いAAA級タイトル(大手パブリッシャーが巨額の予算を投じて開発する大作ゲーム)全体を開発できるという考えは、現実からはほど遠い。

最も分かりやすい例は、Genie 3による『フォートナイト』動画で、ゲームの約1分のクリップを生成している。だが実際にしているのは、PC Gamerの記事に掲載されたゲームのスクリーンショットを取り込み、そこから先を推測して動きを作っているだけである。興味深いことに、『フォートナイト』を開発するEpicのティム・スウィーニーはこのアイデアを歓迎する姿勢を見せており、かつて『フォートナイト』がジェームズ・アール・ジョーンズの声の使用権を用いてAIダース・ベイダーを導入した実験に言及している。

別の例は、『ダークソウル』を彷彿とさせるゲームのクリップで、死んでリスポーン(復活)できることを示している(この動画を批判したところ、投稿者にブロックされた)。

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翻訳=酒匂寛

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