資産運用

2026.02.20 10:15

老後にiDeCoとNISAの両方で資産を運用している場合、どちらから取り崩すとお得?

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老後に取り崩すなら、預金とNISAを一緒に取り崩す

Q2 NISAと預金の取り崩しどちらを優先すべき?
A 現役時代は預金から取り崩す。老後はNISAと預金を均等に取り崩す

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現役時代に資産の活用をしていく際には、できるだけ預金を優先的に引き出していくのがいいでしょう。NISAで長く運用を続けていければ、それだけ資産を増やせる可能性が高まっていきます。毎月の収入と預金で支出を賄えるならそれで対応し、NISAでの投資期間を長くしていきましょう。

一方で、老後に取り崩すなら、預金とNISAを一緒に取り崩すといいと思います。

老後の場合は、将来もらう労働収入は少なくなっていくので、資産の値動きを抑えるために、株式比率は一定もしくは徐々に引き下げていく方がいいでしょう。預金から取り崩すと、資産全体での株式比率が高まってしまいます。一方で、預金とNISAを一緒に取り崩せば、株式比率は一定になります。この場合も、NISAは毎月定額で現金と同じ比率で取り崩していくことをおすすめします。

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Q3 iDeCoとNISAどちらから取り崩すとお得?
A 手数料のかかるiDeCoを先に受け取るのが合理的です

老後にiDeCoとNISAの両方で資産を運用している場合、コスト面から考えると、iDeCoを先に受け取るのが合理的です。iDeCoは掛金を出していなくても口座管理手数料が毎月かかり、運用のみなら月66円(年792円)、掛金を出している場合は月171円(年2052円)です。少額でも長期になると負担が重くなります。

また、iDeCoを年金形式で受け取ると、受け取りのたびに440円の振込手数料がかかります。回数が増えるほど負担が大きくなるため、退職所得控除を利用できる一時金でまとめて受け取る方が、税制面でも有利といえるでしょう。

一方、NISAは運用中の口座管理手数料がかからず、引き出す際の手数料もありません。そのため、運用だけでなく、運用を続けながら取り崩すこともできます。

iDeCoを一時金として受け取ったあと、すぐに使う予定のない資金があれば、NISAの非課税枠を使って再び運用することで、引き続き資産を成長させることができます。

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文=塚本俊太郎/金融教育家

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