資産運用

2026.02.20 10:15

老後にiDeCoとNISAの両方で資産を運用している場合、どちらから取り崩すとお得?

Getty Images

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投資ブームにより、「NISA」「iDeCo」を始めた人も多いでしょう。しかし、株価の暴落や加熱気味の上昇など乱高下が相次ぎ、正しい金融知識がないまま「オルカン(オール・カントリー)」や「S&P500」といった人気の投資信託を買った投資初心者の中には「このままで大丈夫?」という不安を抱える人も多いはず。

「運用中の考え方」をテーマに特に関心の高い疑問3つを、さまざまなメディアで投資初心者からの質問に日々アドバイスを送っている金融教育家・塚本俊太郎氏の著書『私が投資したNISA・iDeCoのお⾦、このままで⼤丈夫?』(インプレス)から、一部抜粋、再構成してお届けします。


毎月同じ金額や同じ比率で回数を分けて売却していく

Q1 お金が必要な時期に円高や相場下落があったら、どのように売却すればいい?
A まずは長期投資が大前提! 一定ペースの売却もおすすめです

市場の動きを予想することはせずに、一定のペースで売却していく方法をおすすめします。

相場は毎日動き続けているので、今後上昇するか、下落するかは金融の専門家でも予測が難しいものです。少しでも高い金額で売却したい気持ちは理解できますが、円高や下落により売るのを控えても、いつ回復に転じて売却できるようになるかはわかりません。売却してお金を得たいのに、下落しているために売れない状況が長く続く場合も考えられます。

そのようなケースを想定すると、保有する商品が値上がりするタイミングを待って一括で売却するのではなく、積立投資の逆のようなイメージで、毎月同じ金額や同じ比率で回数を分けて売却していく方法がいいと思います。

外国株式の投資信託の場合は、為替による価格変動も不安でしょう。為替は毎年プラスマイナス10%くらい変動します。外国株式の期待リターンは5.4%なので、1年の動きだと為替の動きの方が大きくなります。その結果、株式のリターンが打ち消されてしまい、一時的にマイナスになってしまう可能性も考えられるでしょう。

ただし、投資を10年続けるとリターンはプラス69%、20年続けるとプラス186%になる計算なので、長期投資を実践していけば、為替のプラスマイナス10%の値動きが気にならなくなると思います。長期投資を実践する場合は、一時的な為替の変動に一喜一憂せずに投資を続けていきましょう。

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文=塚本俊太郎/金融教育家

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