JAKOPSは、アイデンティティについて深く理解している人物である。
世界的センセーションを巻き起こすXGを擁する企業XGALXのCEO兼エグゼクティブ・プロデューサーである39歳の同氏は、韓国人の父と日本人の母を持ち、米国で生まれ韓国で育った。2010年に韓国のボーイズグループDMTNに加入し、その後プロデューサーへと転身。自身のエンターテインメント企業JAKOPSを設立、後にXGALXを立ち上げた。同氏はビジネスと音楽のトレンドは絶えず変化しており、誰もが──とりわけ自身のアーティストたちが──個人としてもグループとしても、それぞれ進化を続ける旅路の最中にあることを理解している。
「XGALXは、グループを育成してアーティストを世界に送り出す、ただの制作会社ではありません」と、JAKOPS(本名SIMON JUNHO PARK)は通訳を介して語る。「個々のアーティストの商業的成功をはるかに超える存在でなくてはならないのです。それが彼らのアイデンティティや歩んでいく旅路の中で、どのように位置づけられていくのかという長期的なプランが必要なのです」
JAKOPSは、既存のフォームやシステムに縛られるべきではないと考えている。だからこそXGALXは個性と独自の世界観を重視し、さまざまな伝統的規範や固定観念、障壁を打ち破ってきた。これもまた、XGが他の音楽アクトとはまったく異なる見え方・在り方をしている理由のひとつだ。
JURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAの7人からなるこのグループのメンバーは、それぞれが独自のスタイルを持ち、自分らしく表現する自由を与えられている。新作アルバムのタイトルが『THE CORE - 核』と名づけられたのもそのためであり、「核(CORE)」という意味は、とりわけ音楽表現において、彼女たちの「コア」や「中核(nucleus)」となる内面的な信念、本質、価値観、アイデンティティを表している。
「X-POPとともに歩んできたこの旅路そのものが、『それが何を意味するのか』という宣言になっています」と同氏は説明する。「そこには非常に多様なジャンルが含まれ、人々がこれまで見たことのないXGの新たな一面を見せることになるでしょう。しかし最も重要なのは、その"核"にあるもの──私たちが持っているメッセージと"周波数"であり、それを宇宙に向かって送り出すことなのです。とても多様なポップミュージックのセットであり、オーディエンスのみなさんにとって身近なものとして、普遍的な共感を呼ぶものになると考えています」
JAKOPSはXGと新作アルバムに強い自信を持ち、「大きな意味で、ある種の変化を刻む」作品になり、後悔はないと断言する。「私たちがここで作り上げたものは、何ひとつ出し惜しみすることなく、完全だと感じています」と彼は語る。



