働き方

2026.02.07 11:15

越境学習を単なる思い出にしない方法 33万人の行動分析でわかった失敗の罠

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今の職場から一時的に離れて、違う場所で働いて新たな知見を得る「越境学習」が注目されている。社外留学と呼ばれたりもするが、せっかくの「留学経験」が単なる思い出に終わる場合が少なくないという。それには明確な理由があった。

リクエストが運営する「人的資本開発プランニングセンター」は、国内33万8000人、980社の行動データから越境学習の効果を分析したレポート『越境学習が効く条件・効かない条件 ― 前例で回る仕事構造が、学習を分けてしまう理由 ―』を公開した。そこでは、越境学習を経験しても仕事のやり方が変わらないという問題点があげられた。

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人的資本開発プランニングセンターはその原因を、個人の意欲や能力の問題よりも、越境前後の「仕事の作られ方」にあるとしている。越境学習の目的は、仕事の進め方を改善することであり、それには以下の3つの意識を日常業務に抱くことだと同センターは指摘する。

 ・ 以前は確認していなかった点を確認するようになる。
 ・ 当たり前だと思っていた前提を疑うようになる。
 ・ 判断の理由を言葉にする場面が増える。

越境学習を成功させるためには、こうした気づきが得られるよう、まず普段の業務を客観視して疑問点や問題点を明らかにして、準備をすることが大切だという。

そうすることで、越境先で出会う「違い」が、判断の前提を見直す学びになり、形として残る。日々の業務に追われるなかだからこそ、ひとつの仕事を終えるごとの振り返りが効率化につながるということだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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