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2026.02.04 09:00

ウォルマートが時価総額1兆ドルに到達、「小売業者として初の快挙」

Smith Collection/Gado/Getty Images

Smith Collection/Gado/Getty Images

米国時間2月3日、ウォルマートの時価総額は1兆ドル(約155兆円。1ドル=155円換算)を超え、エヌビディア、アマゾン、アルファベット、マイクロソフト、メタといったテクノロジー企業を中心に構成されてきた「1兆ドルクラブ」に、小売業者として初めて加わった。

世界最大の伝統的な小売業者であるウォルマートの株価は、3日の取引時間中に126ドルの高値を付け、米東部時間正午時点でも2.5%高を維持した。時価総額が1兆ドルに達するために必要な125.47ドルの株価水準を上回った。

これにより、同社は主にテクノロジー企業が中心の1兆ドルクラブへの仲間入りを果たした。非テクノロジー企業としては、ウォルマートの他に、バークシャー・ハサウェイや、サウジアラビアの国有石油会社であるサウジ・アラムコなどが名を連ねる。

ウォルマートが時価総額1兆ドルに到達したのは、同社が上場先をニューヨーク証券取引所からナスダック証券取引所に変更し、製薬会社のアストラゼネカに代わってナスダック100指数に採用されてから約2週間後、そして長年CEOを務めたダグ・マクミロンに代わり、新CEOのジョン・ファーナーが就任してからわずか2日後のことだった。

現在のところ、ウォルマートはフォーブスからのコメント要請に応じていない。

ウォルマートは、2025年11月の決算説明会で米国事業の売上増加を報告し、値引き施策やオンライン購買機会の拡充によって、より高所得層の顧客を引き付けたとした。また、同社はAIコマース分野のリーダーとしての地位確立も進めており、1月にはグーグルとの提携発表し、同社の生成AIチャットボットであるGeminiを通じて商品を購入できるようにした。

ウォルマートは1962年に、サム・ウォルトンと弟のバド・ウォルトンによってアーカンソー州で創業された。本社は今もアーカンソー州ベントンビルに置かれており、同社の成功によってウォルトン家は莫大な富を築いた。一族は現在もウォルマート株のおよそ45%を保有している。

サムの長男で元会長のロブ・ウォルトンは、3日時点で世界第9位の富豪であり、その推定資産額は約1444億ドル(約22.4兆円)とされる。サムの末息子であるジム・ウォルトンは、推定資産1417億ドル(約22兆円)で世界第12位の座にある。サムの娘、アリス・ウォルトンは2人の兄に僅差で続き、推定資産額は約1331億ドル(約20.6兆円)とされている。サムの孫であるルーカス・ウォルトンは、2005年に亡くなった父ジョン・ウォルトンの遺産を相続しており、彼の推定資産額はおよそ487億ドル(約7.5兆円)である。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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