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2026.02.04 08:00

貴金属価格が急反発 銀は15%上昇し、金はここ数年で最大の上げ幅

Jason Fochtman/Houston Chronicle via Getty Images

金と銀が急落した理由

金と銀の価格は、ドナルド・トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の議長候補としてケビン・ウォーシュを指名した直後に下落した。ウォーシュは金融政策においてタカ派と見なされており、通常は貴金属価格の上昇要因となる利下げを行う可能性が、他の候補者より低いと受け止められていた。彼の指名後には米ドルも上昇し、これも一般的には金価格を押し下げる要因である。

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CMCマーケッツでアジア・中東地域責任者を務めるクリストファー・フォーブスは、CNBCに対し、市場がウォーシュの政策判断についてのより明確な材料を待つ中、金価格はしばらく不安定な動きが続く可能性があると語った。

一方、一部のアナリストは、金と銀の急落はウォーシュの指名だけが原因ではなく、ここ数週間で価格があまりにも急騰したことへの反動だったとの見方を示した。ブルームバーグの金属担当ライターであるジョン・ステペックは、ウォーシュの指名は原因の一部に過ぎないとしつつ、貴金属価格は「あまりにも高い水準まで、あまりにも速く上昇したため、壁にぶつかるのは時間の問題だった」と述べた。

金と銀の価格に関する背景

先週の急落前まで、金と銀の価格は数カ月にわたり急上昇を続けていた。金は2025年に最大で65%上昇し、銀は150%上昇した。これらの貴金属価格は2026年初頭の数週間にも上昇を続け、過去最高値を更新していた。

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アナリストたちはこの歴史的な急騰について、2025年の利下げ、トランプ関税、そして、米国によるベネズエラ指導者のニコラス・マドゥロ拘束や、イランおよび欧州諸国をめぐる地政学的リスクの高まりといった複数の要因が同時に重なった結果だと分析している。

また、電気自動車の生産やAI向けデータセンターの開発に必要とされる銀の需要急増や、米ドル安なども金と銀の価格を押し上げた。さらに、トランプがジェローム・パウエルFRB議長を繰り返し批判し、FRB本部の改修工事をめぐってパウエルが議会で虚偽の証言したとする調査が行われたことで、FRBの独立性に対する懸念が高まったことも、金と銀の価格上昇の背景にある。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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