2月1日から2日にかけて、太陽の表面で大規模な「Xクラス」のフレア(爆発現象)が4回にわたり発生した。このうちX8.1のフレアは2026年に入ってから観測された中で最も激しい太陽活動である。このフレアの影響で5日はオーロラが観測できそうだ。
一連の大規模フレアの発生源は、急速に拡大している黒点群「AR(太陽活動領域)4366」だ。この黒点群は数日前に初めて出現して以来、活動を強めている。
米海洋大気庁(NOAA)宇宙天気予報センターによると、X8.1の太陽フレアは協定世界時(UTC)1日午後11時57分(日本時間2日午前8時57分)に発生し、放出された極端紫外線とX線が地球上層大気に影響を与えたことが確認された。
これに先立ち、UTC1日午後1時28分(日本時間同午後10時28分)にはX1.0の太陽フレアが発生。また、翌2日午前0時36分(日本時間同午前9時36分)にX2.8、午前8時14分(日本時間同午後5時14分)にX1.6と、立て続けに大規模なフレアが起こった。
「太陽フレア工場」
AR4366黒点群の急激な成長と活動の活発化は専門家も驚きとともに注目している。1日から2日にかけての24時間に発生した太陽フレアは、X線強度が上から2番目のMクラスが23回、最もX線強度の高いXクラスが4回で、うち1回が非常に強力なX8.1だった。
黒点は太陽の表面にある複雑な磁場領域で、地球の直径ほどの大きさに成長することもある。黒点の数は太陽の磁気活動レベルを示す指標となる。
今回のX8.1フレアは、NOAAの宇宙天気スケールで「強い(R3)」に分類された。地球の無線通信や衛星運用にも影響を及ぼす可能性がある。宇宙天気情報サイトSpaceWeather.comは、AR4366黒点群を「太陽フレア工場」と評している。



