「業界は拡張と推進を続けており、我々はリピーターの来場に支えられている。新しい製品やアトラクションへの設備投資を行っているが、導入コストはますます高くなっている」とスパイゲルは述べた。
アイガーは2月2日、投資家に対しディズニーのテーマパーク事業について「非常に強気な姿勢を維持している」と語り、3月にディズニーランド・パリに登場する新エリア「ワールド・オブ・フローズン(アナと雪の女王)」や、アブダビに建設予定の100億ドル規模の屋内型テーマパークなどの国際プロジェクトについて言及。こうした計画は「この地域で事業を展開することの大きな可能性」を再認識させるものだと述べ、中東の立地によってディズニーのテーマパークを「一度も訪れたことのない膨大な人口」にリーチできると付け加えた。
「ディズニーが行った最も賢明な判断は、アブダビを選んだことだ」とスパイゲルは述べた。「中東におけるテーマパーク・エンターテインメントの中心地はサウジアラビアではなく、アブダビなのだ」
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)によると、昨年、米国への海外からの訪問者数は6%減少した。背景には、トランプ政権と他国との関税をめぐる動きや地政学的緊張がある。
特に懸念されるのがカナダ人観光客の減少で、2024年と比べて2025年上半期は約19%落ち込んだ。「カナダとの間に亀裂が生じていることは間違いない」とスパイゲルはForbesに語り、一部の地方のテーマパークではカナダ人来場者が最大30%減少したところがあると指摘した。「それが大きな要因であり、この状況は当面続くと考えている」と同氏は述べ、ディズニーの米国テーマパーク来場者の25%〜30%が海外からの旅行者だと付け加えた。
ディズニーの次期CEOが誰になるのかは、まだ分かっていない。同社の取締役会は今週、アイガーの後任を選ぶ投票を行う予定だ。後継者をめぐる不透明感は、ボブ・チャペックがCEO就任からわずか3年足らずで退任した後、2022年11月にアイガーが復帰して以来、ディズニーに付きまとっている。


