キャリア

2026.02.06 11:00

健全そうに見えて「キャリアを密かに蝕む」仕事の習慣5選

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年が改まり、キャリアアップに繋がる習慣の構築に注力するのは自然なことだ。チームプレーヤーであれ、懸命に働け、忍耐強くあれ、自分の職務を極めよ、などと言われたことがあるだろう。これらは「良い従業員」になるための昔ながらの助言だ。だが、その助言がどこか時代遅れに感じられるのは否めないのではないだろうか。

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現代の職場は10年前よりも速いスピードで動いている。善意からの習慣が、あなたが本来享受すべき成長の足を引っ張っている可能性もある。今こそ、古い手法を見直す時だ。あなたのキャリアを損なっているかもしれない5つの習慣と、その代替策を紹介しよう。

1.常に「イエス」と言う

自分は究極のチームプレーヤーだと思っているだろうか。信頼され、人の役に立ち、いつでも手を貸す存在でありたい。だが、細かなタスクや急な依頼を毎回引き受けることで、自分の時間は価値あるものではないというメッセージを無意識のうちに周囲へ送ってしまっている。

この習慣は、バーンアウト(燃え尽き症候群)や意欲の低下といった職場のストレスに直接つながる。米調査会社Gallup(ギャラップ)のレポート「Global Workplace」によると、こうした症状は世界中の労働者の間で見られ、2024年の世界経済損失は4380億ドル(約68兆円)にのぼった。影響の小さい「お手伝い」タスクで忙しくしていると、昇進につながる影響の大きいプロジェクトに取り組む時間もエネルギーも残らない。

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代わりに「戦略的なノー」を実践したい。単に断るのではなく、自分の時間を守る解決策を示す。たとえば、「今は◯◯(優先度の高いプロジェクト)に集中しているため引き受けられないが、適任者探しを手伝うことはできる」「今週は手一杯だが、来週の月曜に状況を確認する」などと言うことができる。

2.全員を家族のように扱う

温かく友好的な職場環境を作ることは良い目標に思える。だが「私たちは家族だ」というような文化は仕事上の境界線を曖昧にし、業績や期待を下回る状況について率直に話し合うことを難しくする場合が多い。職責に加えて人間関係の管理まで背負い込み、精神的な疲弊につながり得る。

家族ではなく良きチームメイトであることを目指したい。これは敬意を払い、信頼でき、協力的でありながら、明確でプロフェッショナルな境界線を保つことを意味する。自分の自由を守るために欠かせない最も大事な境界線の1つだ。強力なチームは個人の感情ではなく相互尊重と責任の上に成り立つ。

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翻訳=溝口慈子

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