暗号資産

2026.02.03 11:00

ビットコインの「スーパーサイクル」に自信なし、バイナンス創業者が突如見解を転換

Ben McShane/Sportsfile for Web Summit via Getty Images

Ben McShane/Sportsfile for Web Summit via Getty Images

ビットコインは過去1週間で10%安と急落し、市場で重要な節目とされてきた8万ドルの水準を大きく下回った。

そんな中、暗号資産取引所バイナンスの創業者であるチャンポン・ジャオは、2026年に訪れるとされてきた、いわゆる「スーパーサイクル」への信頼を失ったと語った。

2025年10月のビットコイン価格急落に、バイナンスが関与との疑惑

彼は、バイナンスが運営するソーシャルネットワーク上の配信で以下のように述べた。「数週間前までは、ビットコインのスーパーサイクルについてかなり前向きだった。しかし正直に言えば、現在はコミュニティ内でFUD(恐怖、不確実性、疑念)が広がり、感情が大きく揺さぶられている状況を受けて、今はそれほど自信が持てなくなっている」。

この発言は、暗号資産市場史上でも最も激しい売り連鎖の1つを引き起こした、2025年10月のビットコイン価格急落(フラッシュクラッシュ)について、バイナンスが関与していたとの疑惑に言及したものだ。

2026年1月下旬には、アーク・インベストメント・マネジメントのキャシー・ウッドCEOが、ビットコインの最近の弱さについて「バイナンスのソフトウェア不具合」が原因だと指摘した。また、バイナンスと競合する暗号資産取引所OKXの創業者、スター・シューは、Xへの投稿の中で、この過去最大規模の売り連鎖は、バイナンスが実施したステーブルコインに利回りを与えるキャンペーンによって引き起こされ、この業界に「現実的で長期にわたる損害」を与えたと示唆した(編注:現在投稿は削除されている)。

ジャオは、「FUDを煽れば煽るほど、そしてコミュニティを過度に刺激すればするほど、確実に悪影響が出る。現在、私たちは世界的にも地政学的にも非常に不安定な時代に生きている。次に何が起こるのかを予測するのは非常に難しい」と述べ、「極めて高いボラティリティ」が続くとの見方を示した。

ジャオは、ビットコインのスーパーサイクル、すなわちビットコインが4年ごとに上昇と下落を繰り返す歴史的トレンドを打ち破るとの可能性は、依然として存在すると考えているものの、その可能性は大幅に低下したと語り、その実現確率は50%にとどまると述べた。

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翻訳=江津拓哉

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