デザインや大きさがまったく変わらなかった点については、良い面と残念な面がある。良い面は、初代AirTagのためのアクセサリーがそのまま使えることだ。
反対に、筆者が残念に感じたことはAirTagの形状にバリエーションが広がらなかったことだ。筆者は以前に、tileのカード型のスマートトラッカーを入れていたおかげで、都心で紛失した財布を見つけることができた。今のAirTagは厚みがあるので、財布のカードポケットにそのまま収納できない。
AirTagは新旧モデルが同じ形状、同じ色なので、ケースなどアクセサリーから外してしまうと見分けが付かなくなる。AirTagをオンラインのApple Storeで注文すると、無料でイニシャルや絵文字を本体に刻印できる。複数台のAirTagを使い分けたい方におすすめだ。
初代AirTag発売後に追加された2つの重要な機能
AirTagにはアップルの「探すネットワーク」によるリモートトラッキング機能がある。「探すネットワーク」は周囲にあるiPhoneやiPadなどのApple製デバイスを匿名、かつ暗号化して利用する仕組みを土台にしている。ユーザーのAirTagとiPhoneが近い距離になくても、第三者のデバイスを経由して持ち物の位置情報が更新され、プライバシーを保ったまま遠隔探索ができる。
旅行の際には、AirTagをしのばせたスーツケースのトラッキングができるのでとても安心だ。この機能のベースになっているBluetooth LEの探索精度についても、新しいAirTagはBluetoothチップの刷新を図ったことにより向上しているそうだ。
アップルは2021年4月に初代のAirTagを発売して以来、ソフトウェアのアップデートにより機能拡張を図ってきた。大事な機能を2つ紹介する。
2024年末にリリースしたiOS 18.2では、AirTagと「探すネットワーク」に対応するアクセサリーの位置情報を、航空会社や家族などの信頼できる人に共有できる機能を「Share Item Location」として追加した。
2026年2月現在、アップルは36社の航空会社と直接提携して、Share Item Locationリンクについてプライバシーを護りながら安全に利用できる環境を整備している。今後はさらに15社がパートナーに加わる予定だ。現時点の36社にまだJALとANAが名を連ねていないので、今後の発表に注目したい。


