トラブル回避の分かれ道は「紙」
一方で、こうしたトラブルを回避できていたケースもある。その多くで共通していたのが、エンディングノートや紙のメモによる情報管理だ。パスワードや利用サービスを書き残していたことで、遺族が比較的スムーズに対応できたという。
LDT株式会社は、こうした調査結果を踏まえ、デジタル遺品・緊急チェックリストを収録した『やさしい終活ハンドブック』の無料配布を行っている。ネット銀行や証券、暗号資産など、見落としがちな項目も含め、専門知識がなくても整理できる構成となっている。
高齢者だけの問題とは言い切れない
今回の調査は、高齢の親を亡くした遺族の経験をもとにしたものだ。ただ遺族の困りごとを見ると、スマートフォンに生活情報を集約していること自体は世代を問わず共通している。つまり、同様の状況は高齢者だけでなく誰にとっても起こり得るということ。今回の結果は、高齢者に限った話としてではなく、自分事として考えるきっかけにもなりそうだ。
【調査概要】
調査名称:ご家族の「スマホ・デジタル遺品」と死後手続きに関する実態アンケート
調査主体:LDT株式会社(やさしいお葬式)
調査方法:インターネット調査(メール配信によるWebアンケート)
調査対象:過去に「やさしいお葬式」に問い合わせ・資料請求・相談・利用をした30~60代の男女
調査期間:2026年1月8日~1月15日
有効回答数:35名


