転換3:新しいルールで再構築する
戦略が失敗したり、環境が変化したりすると、人は以前と同じやり方を再現しようとしがちだ。グロースマインドセットを持つ人は、かつて有効だった仕組みやルールがまだ通用するのかを立ち止まって問い直すことが多い。
有能なリーダーは「これまで通りに行う」のではなく、どのルールを捨て、更新し、残すべきかを見極める。そのためには成功の定義を見直したり、指標を再検討したり、あるいは業務フローを再設計したりする必要があるかもしれない。
行動例は次の通りだ。
・取り組みを再開する際、以前のルールや慣行でもう通用しないものを明確にする
・現況を正しく反映しているかどうか、成功指標を再評価する
このマインドセットにより、常に一から作り直すことなく適応することが可能になる。
転換4:成果を主張する
多くのプロフェッショナルは優先順位が頻繁に変わったり、上層部で意思決定が行われたりする組織で働いている。こうした環境では、グロースマインドセットは地位ではなく、思慮深い自己主張を通じて示される。おとなしくしたり指示を待ったりするのではなく、自分の貢献を可視化し、意味のあるものとして伝えることに注力する。
成果を主張することは対立することではない。自分が何に取り組んでおり、なぜそれが重要で、大きな目標にどう貢献しているのかを明確にすることだ。これらをはっきりさせられる人ほど影響力を保ち、必要とされ続ける。
行動例として次のようなものがある。
・自分の仕事の成果は明らかだと思い込むのではなく、チームや組織にとって重要な結果と明確に結び付ける
・自分の貢献や受けた称賛、顧客からのフィードバックを記録しておく。影響力の証拠としてとらえる。
正式なリーダー職に就いていない人にとって、このマインドセットは見過ごされるか頼りにされるかの差となる。
自信を持って進むために
これらのグロースマインドセットの転換は創業者や経営幹部だけのものではない。判断や結果に責任を持つすべての人が生かせるものだ。
究極的には、グロースマインドセットを持って生きることとは権限や支配を手に入れることではない。確実性が失われたときにどう自信をもって対応するか、そして成功を確実にするために前進する道筋を意図的にどう築くかを知ることだ。


